藍五郎と新名が安世の話をしていると、
下手袖から郵便局員の岡田(Mr.オクレ)が現れる。

岡田は消え入るような声で、
岡田「…こんにちは~」

酒井「なんや、このおっさん!?」

岡田が郵便局員であることを伝える。

岡田「安世ちゃんに郵便…と
ニコニコ
岡田が喫茶店前のポストに郵便物を入れる。

岡田が上手袖に向かう。
上手端で立ち止まり、
岡田「あっ、そうや」
と藍五郎たちの方を振り返り、
岡田「アホ~
口笛笑い泣き

岡田が去っていった。


新名が見張る中、藍五郎が郵便物を取り出す。

藍五郎がハガキを見て、
酒井「えっ!?、ちょっと!
びっくりアセアセ
新名「犯人からか!
びっくり
酒井「安世さん、免許更新月です!」
笑い泣き
新名「その情報、要らん!

また、藍五郎がハガキを見て、
酒井「えっ!?、ちょっと!
びっくりアセアセ
酒井「祇園ホテルに来いって!
アセアセ
新名「えっ!
びっくり
酒井「友人が結婚するみたいです!」
笑い泣き
新名「結婚式の招待状やないか!笑い泣き

藍五郎が幾つか手紙やハガキを見て、
酒井「残りは安世さん宛てちゃいます

酒井「『安世LOVE』書いてるくらいっす
ニヤリ笑い泣き
新名「安世ちゃん宛てや!アセアセ

藍五郎が手紙を読む。
酒井『毎日、安世のことを考えたら、夜も眠れない』
酒井『すぐに会いにいく』

酒井「…気持ち悪っ
タラー


新名が下手袖を見て、人影に気付く。
新名「安世ちゃんが帰ってきた!
アセアセ

藍五郎が手紙類をポストに戻す前に、安世が帰ってきてしまう。

酒井「安世さん、郵便物です
口笛
安世「…えっ?」
首を傾げながら、藍五郎から郵便物を受け取る。
なんとか、誤魔化し切る、二人。


安世が手紙を見て、
安世「またっ…!
びっくりプンプン
安世が手紙を叩きつけるようにゴミ箱に捨てる。


郵便局員・岡田が上手袖から戻ってきて、ゴミ箱を見る。
岡田「また、捨てられとるやないか。…ワシのラブレター
タラー笑い泣き
手紙の送り主は犯人・太田ではなく、岡田だった。

安世が岡田に対し、
安世「その手紙、あなただったんですか!
プンプン
安世「何度も何度も、ストーカーみたいに!」
安世「やめてください!
プンプン


岡田が安世に近づく。
岡田「僕とデートしましょ?
口笛
岡田「デートしたら、僕の良さが分かるから
口笛
岡田が安世の腕を掴み、下手袖に無理矢理連れて行こうとする。

(←岡田・安世←新名←藍五郎、という立ち位置で)
新名「手を離せ!
プンプン
新名が岡田と安世の間に入ろうとする。
しかし、岡田はなかなか安世から手を離さない。

すると、藍五郎が三人の間に入ろうとする。
酒井「離せ、言うてるやろ!
ムキー
何故か、新名を突き飛ばす、藍五郎。
笑い泣き

(岡田→←安世・藍五郎、→→突き飛ばされる新名という状況)
新名が上手方向に吹き飛び、倒れこみ、
『グキッ!』っと骨が折れる音がする。

 

新名「…っ!ガーンアセアセ
右腕を痛そうにする、新名。
新名「どうしてくれるんや…っ!アセアセ

藍五郎が新名の方を振り返り、
酒井「先輩、誰にやられたんですか!?
びっくりアセアセ笑い泣き

新名「お前やっ!!、もうーっ!アセアセ


暗転

 

 

その5に続く