誰も居ないところに、手配書に写っていた銀行強盗の二人組、
タックル(タックルながい。)と筒井(筒井亜由貴)が現れる。
二人はいかにも強盗風の全身黒ジャージを着ている。
タ「銀行強盗に失敗するとはな…
タラー
タ「街は警察だらけやし…」

 

筒井が舞台上手奥通路と調理場を覗く。
筒「誰も居てないみたいですね」

タ「よっしゃ。ここで逃走用の資金を調達しよう」
と、二人で調理場に入っていく。


信濃が戻ってくる。
信「おらん。皆、どこ行ったんやろ?」

あき恵も遅れて戻ってくる。
信「あっ、あき恵ちゃん!…テツとマスターは?」
あ「二人とも居てない」

その時、調理場から『ドンッ!』という物音が響く。
信「えっ?何?…テツ?
キョロキョロ
信濃とあき恵が調理場を覗き込むと、覆面を被ったタックルと筒井が現れる。
タ「強盗や!
プンプン

 

信濃は覆面をした二人をテツ・安尾と勘違いし、
信「芝居、やってくれるんか!
爆  笑」 笑い泣き
信「服まで完璧やないか!爆  笑

信濃がタックルに近づこうとすると、
タ「ぶち殺すぞ!
えー
と、ナイフを取り出し、威嚇する
信「俺ちゃうやろ!俺を刺してどうすんねん!
えーニヤリ」 笑い泣き
タ「…?」
信濃はテツ達が芝居を覚えていないと勘違いしている様子。

タ「俺は銀行強盗や!
えー
信「それは分かってる!
えーニヤリ」 笑い泣き
タ「…?」

タックルがあき恵にナイフを向ける。
タ「逃走用の金を用意せえ!さもないと、この女がどうなってもしらんぞ!
ムキー
信「あき恵ちゃんは練習の時だけや!
えーニヤリ」 笑い泣き
タ「…?」


喫茶店から珠代と安世が現れる。
珠「マスターは?」

信濃が安世を指しながら、タックルに指示する。
信「早よ、人質に取れよ!
えーニヤリ笑い泣き
タ「えっ!?キョロキョロアセアセ

タックルが首を傾げながら、珠代を人質に取る。
信「そっち、ちゃう!
プンプン」 笑い泣き
タ「…?」

タックルが安世を人質に取り直す。
信「その子を放せ!
アセアセ」 笑い泣き笑い泣き
タ「お前が『人質に取れ』言うたんやないか!」 笑い泣き

信「その子は俺にとって大切な人なんや!アセアセ
タ「何、訳のわからんこと言うとんや!?」

タックルが刺しかからないため、信濃は腹部をアピールしながら、
信「早よ、俺を刺せや!
えーニヤリ」 笑い泣き
タ「…?」

タックルが首を傾げながら、信濃に刺し掛かる。
信濃がタックルの攻撃をガードし、殴り返そうとするが、
タックルも信濃の攻撃をガードし、タックルが信濃を殴り倒す。
信「痛っ!…何、してんねん!?
アセアセ

その様子を見たあき恵がタックルに対し、
あ「もう、やめてよ!私のことは諦めて!
えータラー笑い泣き


そこに、テツと安尾が戻ってくる。
新「あき恵ちゃんのこと、やっぱり諦められへん!
プンプン
安「俺も諦められへん!
プンプン

信・あ「えっ!?
びっくり

信濃は覆面をしたタックル達を見て、
信「ほな、誰やこれ!?
キョロキョロ
と、二人の覆面を剥ぐ。

信濃はタックルと筒井の顔を見て、
信「手配書の…っ!本物の強盗やん!
びっくりガーン

タックル達が改めて安世を人質に取り、舞台上手に立つ。


警察官の浜と瀧見が現れる。

状況を把握すると、
チ「異常な~し!
口笛アセアセ
と、二人は逃げるように去っていった。


珠代がタックル達に対し、
珠「はなしなさいよ!
プンプン

珠代が筒井に近づき、肩に顔を寄せ、
珠「好き~
ラブラブ
筒「うわっ!やめろっ!アセアセ

珠代はタックルにも近づくが、タックルの顔を見て、
珠「…」
珠「ヤダ~
えータラー
と、何もせず、舞台下手に戻ってくる。
笑い泣き

信「珠代さん、何してるんですか!アセアセ


あき恵がタックル達に怒る。
あ「安世を傷付けたら許さないから!
プンプン
あ「大切な人が悲しむのは耐えられないの!
プンプン

タ「何、訳のわからんこと言うとんや!」
あ「分からなくていいわよ!
プンプン

タ「女やからって、容赦せんぞ!
ムキー
タックルがあき恵にナイフで刺し掛かろうとすると、
あき恵が鼻をかむように鼻油を床に飛ばす。
笑い泣き

すると、タックルが豪快に転ぶ。 笑い泣き
筒井もあき恵に襲いかかるが、鼻油まみれの床で転び、
何故かブレイクダンスのターンを始め、客席が沸く
拍手


チ「よーし!そこまでや!
プンプン
都合良く、浜と瀧見が現れ、入り口近くで犯人を確保した。

瀧見が浜に対し、
瀧「浜さん、署に連絡してきてください!
アセアセ

浜が先に店を出ていった。

瀧見はタックルと筒井を取り押さえた状態で、
店内の入り口付近で待機する。


補足 
「署に連絡」は本来なら無線機で済む場面で、
実質的には、チャーリーさんを先に退場させ、楽屋で休んでもらうためのセリフでしょうか。

 
 
その9に続く