[Yes,and]
『極力、相手の話を肯定して、付け加え、話を広げていく』
というルール。
⒈
⑴
例示と練習を兼ねて、
流れてくるBGMに合わせ、1分間の即興劇を行う。
演者は、もじゃ吉田さん・岩橋さん・五十嵐サキさん・親泊泰秀さん。
⑵
アキさんが関係性とテーマを観客から募集する。
関係性…冒険者
テーマ…喧嘩
⑶
スタート。
♪ハープを使った、緩やかな曲が流れる。
サ「やっと、ピラミッドに着いたわ!」
皆が周囲を見渡す。
親「宝は?」
もじゃ吉田さんが岩橋さんを指差し、
吉「宝の地図、持ってるよな?」
岩「捨てた」
サ「どうするのっ!?」
と、サキさんが岩橋さんを殴る。
親「どうするんやっ!」
親泊さんはなぜかサキさんを殴る。
岩橋さんがサキさんを見ながら、もじゃさん達に、
岩「この人、色っぽいから気になって、気づいたら捨ててもうてた」
岩「好きやーっ!!!」
と、大声を出し、サキさんに抱きつこうとする。
思わず、後退りする、サキさん。
⑷
ここで、1分経過し、即興劇が終了。
もじゃ吉田が苦笑いしながら、岩橋さんを指差し、
吉「もう、変な癖、出かけてる!(苦笑)」
⒉
⑴
今度は、アキさんがもりすけさんに一人芝居をさせる。
ア「もりすけ、一人で行こ!」
も「一人っ!?」
ア「スタート!」
も「…」
⑵
強制的にスタート。
♪オルゴールの優しい音楽が流れる。
も「くまのプーさん、大好き!」
もりすけさんが舞台上手に相手を作り、
も「誰よ、あんた!?」
も「何で、私がプーさんと触れ合う邪魔をすんの?」
も「…えっ?プーさんが私を呼んでる?」
も「どういうこと?」
も「…えっ?お父さんがプーさんに入り込んだ?」
も「…」
も「言ってる意味がわかんない」
も「…えっ?お母さんがプーさんに入り込んだ?」
も「…」
も「言ってる意味がわかんない」
⑶
ここで、1分経過し、即興劇が終了。
感動したアキさんがもりすけさんにハグする
もりすけさんは一人でさせられたことに不満顔をし、
両手を左右に広げ、ハグを返すことを拒む。
今度は、アキさんが握手しようとする。
すると、もりすけさんは、不満顔でアキさんの手を払いのける。
⒊
⑴
最後は、アキさん・伊賀健二さん・兼光さんによる即興芝居。
ア「もう一人行こうか」
アキさんが親泊さんとカバさんの方を見て、
ア「…親泊!」
奥「さっき、しましたよ」
親泊さんの横に居るカバさんが、
カ「デブが二人並んでいるから、紛らわしいですよね。(苦笑)」
ア「じゃあ、カバ、行こうか」
⑵
アキさんが関係性とテーマを観客から募集する。
関係性…美容師
テーマ…チャンピオンベルト
⑶
スタート。
♪踊る大捜査線のテーマ曲が流れる。
アキさんが踊りながら、真剣な表情で髪を切るふりをする。
その様子を伊賀さん・兼光さん・カバさんが見守る。
カバさんが鏡を出し、、兼光さんがハサミを渡す。
今度は伊賀さんが何かを出す。
伊「チャンピオンベルトです」
アキさんが笑いながら、チャンピオンベルトを腰に巻く。
ア「凄えよ!」
ア「チャンピオンベルトを着けたら、手の動きが凄えよ!」
手の動きを一旦速めてから、スローにする、アキさん。
兼「速すぎて、止まって見えるーっ!」
⑷
ここで、1分経過し、即興劇が終了。
ア「大会で優勝して、チャンピオンベルトを貰うイメージやったんですけど…(苦笑)」
伊「僕の中では、ベルトは横にありました」
もじゃさんがアキさんのベルトの巻き方について、
吉「突然ベルトが現れたから、焦って、蝶々結びしてましたね。(苦笑)」
[基本ルール]
基本ルールについては、別の回で触れておりますので、
今回は割愛いたします。
[三つのキーワード]
50分の劇中に発言する必要があるもの。
ルール説明の段階で、観客から募集。
今回は
・結婚記念日
・ちょうちょ結び
・文化祭
[役柄]
(敬称略、順不同)
伊賀健二…お金持ちの男(衣装は、白スーツ、金ネクタイ)
カバ…お客さん(私服)
親泊泰秀…お客さん(私服)
五十嵐サキ…二つの顔を持つ人物(私服)
前田真希…女スパイ(青のパーティードレス)
もりすけ…前半ものすごくマイナス思考で、後半ものすごくプラス思考(昼公演の衣装)
奥重敦史…借金取り(青スーツ)
大島和久…チャラ男(黒銀のホスト用のスーツ)
祐代朗功…記憶喪失の男(普段着のような衣装)
もじゃ吉田…ストーカー(白Tシャツ・ジャージ)
プラス・マイナス兼光タカシ…警官(警官服)
プラス・マイナス岩橋良昌…いろんな伝説を残した男(白がベースのストライプのスーツ)
吉田裕…旅館番頭(旅館の法被)
アキ…バイトのおばちゃん(旅館の法被、アキコの衣装)
※
補足。
⑴
カバさん。
私服が衣装と告げられると、
カ「デブの衣装探すん、面倒やったんでしょ?(苦笑)」
⑵
親泊泰秀さん。
私服が衣装と告げられると、
少し似た体形のカバさんの発言に被せ、
親「デブの衣装探すん、面倒ちゃっちゃっちゃー」←後半適当に言う
ア「上手いなー!そんなん、できるんや」
⑶
祐代朗功さん。
普段着のような衣装が用意されると、
吉田裕さんが突っ込む。
裕「衣装、要らんやん!(苦笑)」
⑷
プラス・マイナス岩橋さん。
衣装として、白がベースのストライプのスーツをスタッフが持ってくる。
岩「舞台衣装やん!」
⑸
アキさん。
スタッフがアキさんに衣装を渡し、舞台袖に捌けると、
アキさんが衣装を見ながら、わざとらしく怒る。
ア「ブラジャー、見えてるやないか!」
ア「デリカシーないわ、最近の若い子は!」
ア「カップ、バレるやんか」
[スタート前のアキさんの言葉]
ア「最初で最後の新喜劇です」
ア「50分間、温かい目で、よろしくお願いします」
ア「それでは、『台本のない新喜劇』、スタートです!」
一旦、緞帳が閉じる。
その4に続く