『台本のない新喜劇』について
(17/02/25時点)
[概要]
⒈
丁度50分の即興による新喜劇です。
⒉
-タイムテーブル-
ルール説明・演者紹介…40分
台本のない新喜劇…50分
舞台回顧…20分
計110分程度。
⒊
劇前に、観客に対して、
演者の演技ルールが説明されます。
事前に演技ルールを知った上で即興劇を楽しむ、
という形です。
⒋
(重要ポイントなのですが)
ルール説明終了後、休憩を挟まずに、
50分の『台本のない新喜劇』が始まります。
トイレは、開演前、又はルール説明時に済ませておくことをお薦めします。
※
ルール説明時にトイレに行く観客に対して、アキさん
ア「そのアンモニア、良いですね~」
ア「生きてる証拠やね~」
ア「今のうちに、トイレの方は済ませておいてくださいね♪」
ア「新喜劇中は、アンモニア・ストップで」
⒌
ルールについては。
何種類かありますが、以下の4つに分類して、別途記載します。
・最重要ルール
・基本ルール
・設定ルール
・その他ルール
当日の説明を聞けば、何ら問題は有りませんが、
一応、記載しておきます。
[最重要ルール]
『Yes,and』の精神 。
「相手の発言を肯定的に受け入れ、
直前までの話を前提に話を広げていくことで、
どんどん魅力的な世界になるよ」
という考え方です。
~ 『台本のない新喜劇』における一例 ~
『女性役』として登場した、島田珠代さん。
その後、登場した森田展義さんが、
珠代さんに「四郎!」と声を掛けます。
すると、珠代さんはその設定を受け入れ、
『ニューハーフ・四郎』の役を始めるわけです。
「いや、私は女性なので…」とは言わないルールです。
なお、この後、性転換の話に広がり、また、
森田さん扮する二郎ら五兄妹の話に広がっていきました。
[基本ルール]
⒈
丁度50分の新喜劇を作る。
50分経過時点で強制終了。
残り、5分・3分・1分・30秒時にチャイムが鳴り、
スタッフ(黒子)が舞台上手に現れ、演者・観客に残り時間を告知。
最後の10秒は、カウントダウン。
⒉
ルール説明時に、キーワードを3つ、募集。
劇中、話に絡ませる形で3つのキーワードを必ず言う。
⒊
開演前に観客から募集した一言を
任意のタイミングで箱から引き、発言可。
引いた場合は、必ず『書かれているとおり』発言する。
なお、この一言書きについては
『吉本新喜劇のギャグ以外』のルールあり。
[設定ルール]
⒈
舞台は、当日の祇園花月・本公演のセットに従う。
⒉
配役・衣裳は、事前にスタッフにより決定される。
主催のアキさんも、(自分も含め)皆の役柄を知らない。
『自由』と書かれている場合は、役柄の指定無し。
物語の進行を見て、臨機応変に舞台に出る。
トランプにおけるワイルドカード的な存在。
[その他ルール]
⒈
効果音。
舞台中央奥に効果音を出す機械(サンプラー)があり、自由に使って良い。
着信音、ビンタ、発砲音、衝突音、笑い声、悲鳴、
猫の鳴き声、一目惚れの音、オチの音、
音楽(マイケル・ジャクソン、小田和正、ホイットニー・ヒューストン等)
⒉
演者は、初登場時は出囃子で登場する。
→停滞した時の場面の切り替え的な意味合い?
⒊
小道具を使用可能。
祇園花月にある小道具なら、何を使っても良い。
各人の手配書や警察手帳等も用意されている。
[アンケート用紙]
アキさんの各公演については、アンケート用紙が配付され、
毎回、アキさん(及びスタッフさん)が全てに目を通すそうです。
祇園花月では、記入コーナーが若干用意されており、
提供される簡易の鉛筆でも記入できると思います。
ただし、記入コーナーはたいへん混雑します。
クリップボードや下敷き、ボールペン等を用意しておくと、
座席でも綺麗に記入できるかと思われます。
(下敷き類はA4クリアファイル等を代用しても良いかもしれませんね)