⒎
⑴
信濃と花子、二人。
信「何で、昨日、歌い出したの?
」
花子がスマホを見せ、
花「曲をかけたら、ついつい歌ってしもた」
信「あれ、花ちゃんがかけてたの?(苦笑)」 ![]()
⑵
烏川・小西・親泊、北高の三人が現れ、
烏川がベンチに腰掛ける。
親「烏川さん、あの話、聞かせてください!
」
親「地元の高校生、10人と戦ったってやつ」
烏「10人ちゃう、100人や
」 ![]()
烏「俺は1秒に100発パンチを打つことが出来てな
」 ![]()
烏「地元では『音速パンチの烏川』と呼ばれていた
」 ![]()
烏川の話はどんどんエスカレートしているよう。
烏「こんな話をしたら、ウズウズして、また、喧嘩したなってきたな
」
烏川の話を聞いていた信濃が
信「よう、言えたなあ
」
烏川に信濃の声が聞こえたようで、
ベンチから立ち上がり、
烏「何や、お前!
」
といい、信濃に迫る。
しかし、信濃と近距離になると低姿勢になり、
小西と親泊に聞こえないよう、小声で、
烏「何でしょうか?
」 ![]()
親泊が烏川に対し、
親「どうしました?
」
烏川がベンチに戻る。
烏「調子に乗ってたから、二発くらいシメたわ
」 ![]()
⑶
タバコを吸おうとする、烏川。
そこに、警官の亮が現れる。
亮は烏川に注意しようとするが、
烏川が亮を威嚇する。
烏「調子に乗っとったら、殺すぞ!
」
亮「お前だけはーっ!
」
亮は勢い良く、烏川に向かっていく
…と思いきや、ベンチの脇の道に逃げ去っていった。
烏川が小西と親泊に対し、
烏「中学時代は、お巡りを病院送りにしたもんや
」 ![]()
信濃は小声で、
信「あいつはほんまに…
」
⒏
⑴
そこに、帯谷ら、南高の不良が現れる。
帯谷は烏川に対し、
帯「北と南、どっちが上か、決めようやないか!
」
帯「20分後、大将同士でタイマンや!」
帯「逃げんなよ!」
烏「お前こそな!」
帯谷達が去っていった。
⑵
烏「あんな奴、5分もかからんわ!
」
小西と親泊が去る。
烏川は二人が居ないのを確認してから、
信濃に近寄り、
烏「どないしよう?
」
信「何で、威勢の良いこと、言うん?
」
烏「口だけは止まらないんです。口だけ番長なんで
」 
花「ほな、相手にお願いしてみたら?『負けてください!
』って」
信「そんなん、聞いてくれるわけがない
」
⑶
そこに、南高の帯谷だけが現れる。
帯谷が烏川に頭を下げる。
帯「負けてください!
」
烏「えっ?
」
帯「実は僕、今まで喧嘩したことがなくて…」
帯「中学までいじめられてた、普通の学生やったんです
」
帯「高校デビューです」
帯「入学時、他県の高校で入学拒否された奴が噂になって」
帯「気付いたら、噂の奴が俺のことになってたんです
」
信「君も?
」
帯「えっ?
」
烏川が後ろを向いて、黒縁メガネを掛け、振り向く。
烏「実は、中学まで、こんな感じやったんです」
烏川が、オーバーに真面目そうな顔を作る。
信「笑うから、その顔、やめて。(苦笑)」
帯「僕もです」
帯谷が後ろを向いて、メガネを掛け、振り向く。
信「たかじんやん!(苦笑)」
信「じゃあ、二人とも、高校デビュー!?
」
⑷
烏川も帯谷も、お互い、負けるわけにはいかない。
そこで、信濃が提案する。
信「こんなん、どうかな?」
烏「いいですね!
」
信「まだ、言うてない。(苦笑)」
烏「気持ちが先走って
」
信「二人で壮絶な殴り合いをして、力尽きて倒れるんです」
信「引き分けで、握手する」
信「北と南で仲良くする、というは?」
帯「殴り合うんですか?」
烏「痛いのは嫌です。手も痛いし。絶対、嫌!
」 
信「そこは我慢してよ!
」
⑸
花子が案を出す。
花「私、ストリートミュージシャンやから、音響の機械持ち歩いてて」
花子がボタンを押すと、
『バシッ!』
という、パンチの当たる音がする。
花「音に合わせて、殴る真似をするの
」
烏川が帯谷を殴る真似をし、花子が音を付ける。
信「おお、殴られたように見える!」
烏「これやったら、やれます。痛くないんで」
信「ほな、お互いに倒れて、引き分けで握手ね」
帯谷と烏川が握手する。
信「南北会談みたいやな!(苦笑)」
そして、帯谷が左手を、烏川が右手を出し、
手を繋ぎ、二人で観客席の方に一方前にでる。
信「38度線、越えた!(苦笑)
烏川が北高方向(舞台上手袖)に、
帯谷が南高方向(舞台下手袖)に消える。
⑹
信濃と花子、二人に。
信「これで、両校が仲良くなって、屋台も安泰やな」
⑴
そこに、帯谷ら、南高の不良が現れる。
帯谷は烏川に対し、
帯「北と南、どっちが上か、決めようやないか!
帯「20分後、大将同士でタイマンや!」
帯「逃げんなよ!」
烏「お前こそな!」
帯谷達が去っていった。
⑵
烏「あんな奴、5分もかからんわ!
小西と親泊が去る。
烏川は二人が居ないのを確認してから、
信濃に近寄り、
烏「どないしよう?
信「何で、威勢の良いこと、言うん?
烏「口だけは止まらないんです。口だけ番長なんで
花「ほな、相手にお願いしてみたら?『負けてください!
信「そんなん、聞いてくれるわけがない
⑶
そこに、南高の帯谷だけが現れる。
帯谷が烏川に頭を下げる。
帯「負けてください!
烏「えっ?
帯「実は僕、今まで喧嘩したことがなくて…」
帯「中学までいじめられてた、普通の学生やったんです
帯「高校デビューです」
帯「入学時、他県の高校で入学拒否された奴が噂になって」
帯「気付いたら、噂の奴が俺のことになってたんです
信「君も?
帯「えっ?
烏川が後ろを向いて、黒縁メガネを掛け、振り向く。
烏「実は、中学まで、こんな感じやったんです」
烏川が、オーバーに真面目そうな顔を作る。
信「笑うから、その顔、やめて。(苦笑)」
帯「僕もです」
帯谷が後ろを向いて、メガネを掛け、振り向く。
信「たかじんやん!(苦笑)」
信「じゃあ、二人とも、高校デビュー!?
⑷
烏川も帯谷も、お互い、負けるわけにはいかない。
そこで、信濃が提案する。
信「こんなん、どうかな?」
烏「いいですね!
信「まだ、言うてない。(苦笑)」
烏「気持ちが先走って
信「二人で壮絶な殴り合いをして、力尽きて倒れるんです」
信「引き分けで、握手する」
信「北と南で仲良くする、というは?」
帯「殴り合うんですか?」
烏「痛いのは嫌です。手も痛いし。絶対、嫌!
信「そこは我慢してよ!
⑸
花子が案を出す。
花「私、ストリートミュージシャンやから、音響の機械持ち歩いてて」
花子がボタンを押すと、
『バシッ!』
という、パンチの当たる音がする。
花「音に合わせて、殴る真似をするの
烏川が帯谷を殴る真似をし、花子が音を付ける。
信「おお、殴られたように見える!」
烏「これやったら、やれます。痛くないんで」
信「ほな、お互いに倒れて、引き分けで握手ね」
帯谷と烏川が握手する。
信「南北会談みたいやな!(苦笑)」
そして、帯谷が左手を、烏川が右手を出し、
手を繋ぎ、二人で観客席の方に一方前にでる。
信「38度線、越えた!(苦笑)
烏川が北高方向(舞台上手袖)に、
帯谷が南高方向(舞台下手袖)に消える。
⑹
信濃と花子、二人に。
信「これで、両校が仲良くなって、屋台も安泰やな」
⒐
⑴
信濃と花子が両校の登場を待つ。
そこに、松元が現れる。
信「学校はどう?」
松「烏川君のお陰で、いじめられずに済んでます」
⑵
リーダー同士の対決の時間。
北高の小西・親泊が北高側(舞台上手袖)から、
南高の高関・大黒が南高側(舞台下手袖)から現れる。
信濃は、屋台の裏から見守る。
花子は、屋台の裏で効果音の機械を押す準備をする。
松元も、屋台の裏に隠れる。
⑶
烏川と帯谷が現れる。
烏「覚悟せえや!」
烏川がパンチを出していない段階で、花子がパンチの効果音を出す。
信「花ちゃん、早い!
」
小「全く、パンチが見えんかった!
」 
気付かれずに済んだよう。
⑷
烏川と帯谷の殴り合い(をするフリ)が始まる。
花子の効果音が次第におかしくなり、
オナラの音や、剣を振り回す音、ラッパの音、最後には川畑座長の『カー』の音が響く。
信「滅茶苦茶やないか!
」
親泊と小西が何かに気付く。
親「待て、さっきからこの喧嘩…」
信「…
」
小「滅茶苦茶、ハイレベルや!
」 
なんとか、バレずに済んだ。
烏川と帯谷は力尽きたフリをし、握手する。
その闘いに感動する、不良達。
⑴
信濃と花子が両校の登場を待つ。
そこに、松元が現れる。
信「学校はどう?」
松「烏川君のお陰で、いじめられずに済んでます」
⑵
リーダー同士の対決の時間。
北高の小西・親泊が北高側(舞台上手袖)から、
南高の高関・大黒が南高側(舞台下手袖)から現れる。
信濃は、屋台の裏から見守る。
花子は、屋台の裏で効果音の機械を押す準備をする。
松元も、屋台の裏に隠れる。
⑶
烏川と帯谷が現れる。
烏「覚悟せえや!」
烏川がパンチを出していない段階で、花子がパンチの効果音を出す。
信「花ちゃん、早い!
小「全く、パンチが見えんかった!
気付かれずに済んだよう。
⑷
烏川と帯谷の殴り合い(をするフリ)が始まる。
花子の効果音が次第におかしくなり、
オナラの音や、剣を振り回す音、ラッパの音、最後には川畑座長の『カー』の音が響く。
信「滅茶苦茶やないか!
親泊と小西が何かに気付く。
親「待て、さっきからこの喧嘩…」
信「…
小「滅茶苦茶、ハイレベルや!
なんとか、バレずに済んだ。
烏川と帯谷は力尽きたフリをし、握手する。
その闘いに感動する、不良達。
その6に続く