女子高生の幸恵(鮫島幸恵)が通りかかる。

幸「こんなところに屋台が…」
『ドンドンドン』という音を聞いたのか、
幸「祭り、やってたんですか?
ニヤリ
圭「気にしないでください
タラー

幸「せっかくなので、たこ焼きをください」

圭吾がたこ焼きを渡し、幸恵が食べる。
幸「美味しい!『まじ卍』!」

キーワードのひとつをクリアする
キラキラ


そこに、チノパンからマネキンの手が出た、
ヤングマンを抱えた幽霊が現れる。

星「彷徨い過ぎて、地獄に引き摺りこまれてる
ガーン笑い泣き

幸恵には、幽霊は見えていないよう。

圭吾がアキコに見えているか、確認すると、
ア「『ちょっと』見えます
口笛笑い泣き


幽霊が見える見えないにルールは無く、
演者さん各人の判断です。

 

また、幽霊は、常にヤングマンを抱えています。

景子に押しつけられた犬を飼う辺り、優しい性格のようです。




圭吾が幽霊に尋ねる。
圭「公園の掃除をしている忠志さんから聞いたのですが…
圭「もしかして、モノマネが得意ですか?」

幽霊は忠志を思い出したよう。
星「忠志さん!…元気なんですか?びっくり
星「僕より先に肺癌になったのに…」

幽霊が忠志の友人で間違いないよう。


圭吾が幸恵を見てから、幽霊に尋ねる。
圭「この人が彼女じゃないですよね?」
幽霊は幸恵のことを思い出したよう。
星「妹です
びっくり

アキコが幸恵に確認する。
ア「お兄さんは?」
幸「…いました
ショボーン

圭「信じられないと思うけど、お兄さん、ここに居るんです」

幸「えっ!?どこに?」
圭「お兄さんのお気に入りの服は、白シャツにベージュのチノパン?」
幸「はい!」
圭「やっぱり!見えないかもしれませんが、幽霊になって、ここに居るんです」

幽霊と幸恵は兄妹だった。


幸恵が兄との思い出を語る。
幸「兄さんは、モノマネが得意でした

幸「よく、桑田佳祐の真似をしていました
ニヤリ
と、ぶっこむ、幸恵。
笑い泣き

星「…アセアセ


幽霊は、仕方なく桑田佳祐の真似をするが、
クオリティーがあまりにも低く、全く似ていない。
笑い泣き

バケツを落とす、アキコ。 笑い泣き


圭吾が幽霊に伝える。
圭「成仏できない理由が分かりました」
圭「あなたは、彼女に『ピンクの財布』を渡したかったようなんです」
圭「中に何か入ってるみたいで」
圭「とにかく、渡せば成仏できます!」

圭「今、忠志さんが財布を持っています」

幽霊は財布のことを思い出せないよう。


幸恵も兄の彼女のことは詳しくないようだが、
伝え聞いた彼女の特徴を圭吾を通して、伝える。
幸「若い子で、最近、ストリートミュージシャンになったって聞きました」
圭「…ストリートミュージシャン?」
圭「もしかして、河原町の親子かな?
キョロキョロ

幽霊が、彼女を探しに(舞台上手方向の)街中に消えていった。


幸恵も去っていく。

去り際に、
幸「あっ、思い出したわ」
幸「兄とまた会ったら、伝えてもらえますか」
幸恵が一言セリフの箱から一枚引き、
幸『猫、知りません?』
幸「…」
幸「あの~、兄が飼ってたんですけど…
アセアセ
幸「兄が亡くなって、どこかに行ってしまって
アセアセ

 
 


巡回中の警官、桜井(桜井雅斗)が公園に現れる。
桜「変わったことはありませんか?」
圭「幽霊が恋人を探して彷徨ってます」
桜「…幽霊?」


そこに、まるで幽霊が彷徨うように、あき恵が現れる。
浅「『京都タワー』に行ったけど、彼、居なかったわ…
ショボーン

最後のキーワードをクリア
キラキラ


圭吾が、あき恵の彼氏の特徴について尋ねる。
浅「私、彼氏に捨てられたんです」
浅「でも、それには何か理由があるような気がして」
浅「彼はモノマネが好きでした」

圭吾はあき恵に聞こえないように、アキコに小声で話し掛ける。
圭「やっぱり、あの人なんかな?
キョロキョロ

圭吾があき恵自身について尋ねる。
圭「音楽とかやってます?」
浅「はい。私、ストリートミュージシャンをやってます」

圭吾があき恵に聞こえないよう、小声で、
圭「でも、妹さんが、彼女は『若い』って行ってたし、どうなんやろ?
キョロキョロ

ア「軽く、聴かせてもらえます?
ニヤリ笑い泣き
浅「…いっ、いいですよ?アセアセ

あき恵が覚悟を決め、歌う。
浅「♪バラバラ死体が 上がったわ~
アセアセ」 笑い泣き

桜井が歌詞を聞き、あき恵を不審者扱いしようとするが、
ア「歌の中の話なんで
タラー


圭吾とアキコが話す。
圭「もしかして、この人が彼女かな?」
ア「でも、『若い』って聞いたから…
キョロキョロ

二人があき恵に年齢を尋ねると、
浅「歳は二十歳過ぎ…」
ア「二十歳過ぎの割には、苦労が見えます
ニヤリ笑い泣き
圭「60歳くらいに見えるニヤリ笑い泣き
浅「彼のことを考えたら、肌荒れしちゃってアセアセ


圭吾があき恵に伝える。
圭「あき恵さんの彼氏か分かりませんが、」
圭「彼女を探して、彷徨っている幽霊がいるんです」
浅「どこに!?
びっくり
圭「河原町の方に行きました」

浅「探してきます!」
あき恵が河原町に向かった。
 
 


舞台には、圭吾・アキコ・桜井、三人。

そこに、『常に何かに怯えている人』大須賀(セルライトスパ・大須賀)が現れる。
大「怖い、怖い、怖い、怖い」
ガーン

大須賀は手に何かを持っている。

警官の桜井が声を掛ける。
桜「ちょっと、いいかな?」
大「家に居たら、音がして…『カチカチカチ』って
ガーン
大「…」
大「まだ、します!
ガーン

大須賀が自分の腕時計を見て、耳を当てる。
大「これの音でした。(苦笑)」
笑い泣き


アキコが、大須賀が手に持つものを尋ねる。
大「エアコンのリモコンです…ね」
笑い泣き
大「音に焦って、エアコンをつけっぱなしにして、リモコンを持ってきてしまいました」

大須賀がセットの壁に描かれたマンションの最上階に
リモコンを向ける。
大「エアコンを切らないと」
笑い泣き

ア「えっ?あのマンションって、超高級マンションやけど…」
ア「どこかの社長の息子さん?」
大「靴下の会社なんです」
大「靴下、履いてます?」
ア「履いてるわよ
ウインク
圭吾がアキコの足を確認し、
圭「履いてないやん!(苦笑)」
笑い泣き

大「透明の靴下なんです口笛笑い泣き
大須賀がアキコの足を確認し、
大「これ、一番高いやつです
口笛笑い泣き


大「エアコンの電気が勿体無いんで、帰ります」

大須賀が(舞台下手袖に)去って行った。


桜井も巡回に戻るよう。
桜「また、何かありましたら、お知らせください」
圭「あっ、ショバ代払えって奴が来て…」
圭「声が聞き取り難い奴なんです
ニヤリ
桜「もしかして、バスルームで話しているような?
ニヤリ
圭「そうです!」
桜「それやったら、有名な奴です」

桜「また来たら、電話をください」
圭吾と桜井が電話番号を交換し、
桜井が舞台上手袖に去っていった。

 

 

その6に続く