[開演前]
観客から、一言セリフを募集。
≪ 第一部…演者紹介・ルール説明等 ≫
[開幕]
幕が開くと、タオルを頭に巻いたアキさんが登場。
ア「始まりました!」
ア「新喜劇のアキです」
ア「ここには、信頼関係しかありません」
ア「おもんないかもしれないですから」
ア「保証はできないです」
ア「ただ、芸人が100%・120%で頑張る姿はお見せできると思います」
ア「このイベントは、出演者全員が主役です」
ア「皆さん、自己責任で、入場料分以上に笑ってくださいね」
[出演者の紹介]
⒈
松浦景子さん。
まず、吉本新喜劇の座員9人が呼ばれ、その一人目で紹介。
松「今回が初で、楽しみです」
ア「このイベントは、『楽しい』って言う人と、『緊張する』って言う人が居ますね」
ア「彼女はバレエのチャンピオンで、ハート・根性が凄いです」
ア「今日も、ギリギリまで、楽屋で寝ていました」
ア「緊張より成長を取りました」
⒉
もりすけさん。
アキさんの問いかけに上手く返せない、もりすけさん。
ア「皆さん、ごめんなさい。(苦笑)」
ア「彼は今、もの凄く、緊張しています。(苦笑)」
も「このイベント、一回もウケたことがなくて」
も「だから、緊張しています」
もじゃ吉田さんが会場を見渡し、
吉「急に、会場が鉛のように重くなりましたよ。(苦笑)」
も「だから、観客も頑張ればいいんです」
も「頑張って応援してください」
も「僕は、『2030年こそは!』の気持ちで頑張ってます」
⒊
奥重淳史さん。
GWには、プライベートで変化があったよう。
奥「…だから、皆さんと一緒に居るのが、楽しくて」
ア「役をする上では、そういう経験もまたプラスになるかもしれん」
ア「演技のスイッチが入ったら、今日、泣くんちゃう?」
アキさんが観客に対し、
ア「まだ、このイベントで泣いた人はいません」
ア「奥重の芸人魂、皆さん、見ていてください!」
奥「…」
アキさんが、ハードルを上げる。
⒋
西川忠志さん。
ア「意気込みを一言、お願いします!」
西「えー…」
西「意気込みっ!!」
奥「絶好調っ!」
⒌
浅香あき恵さん。
浅「このイベントは、どこで舞台に出ていっても構わないんです」
浅「だから、出るまでが根性が要るんです」
浅「でも、終わった後は『楽しかったね~』ってなるんです」
⒍
セルライトスパ・大須賀さん。
⑴
大「できれば、台本のある方に、最初に出たかったです。(苦笑)」
ア「逆に、台本のある方は、出るのが難しいんです」
大「色々イメージしてきたのですが、どのパターンも最終的にはパニックでした」
⑵
アキさんが、体格の良い大須賀さんの胸を触る。
今別府さんの『ピュッ』を言いそうになりながら、耐える、大須賀さん。
大「大先輩なんで…」
基本ルールについては、別の回で触れておりますので、
今回は割愛いたします。
『極力、相手の話を肯定して、付け加え、話を広げていく』
というルール。
⒈
⑴
例として、1分間の即興劇を行う。
演者は、浅香あき恵さん・西川忠志さん・奥重敦史さん・もりすけさん。
⑵
スタート。
忠志さんが観客席を見て、
西「あの森へ帰ろう!」
意外過ぎる一言目に会場が沸く
浅「森!?」
奥「今直ぐ、森に帰るんだ!」
⑶
もりすけさんが何かを止めるような、怯えるような身振りをする。
西「もりすけ、落ち着いて」
奥「もりすけ、トモダチ」
⑷
西「俺たちは、あの森に忘れものをしている」
浅「確かに忘れものをしているわ」
浅「でも、私は帰るより、この世界に居たい」
西「…忘れものも一つの思い出、か」
西「あき恵は、次のステージに行きたいんだな」
西「…違うか?」
あき恵さんに確認する。
すると、なぜか、もりすけさんが
も「違うよ!」
⒉
1分40秒と、予定の1分を大幅にオーバーした時点で、
アキさんが演技をストップ。
内容が『Yes,and』になっていたのか分かりませんが、
楽しい即興劇でした。
※
補足。
もりすけさんは、重機が森を破壊するイメージを持ったようで、
重機の前に立ち塞がり、重機を止めている動きをしていたそうです。
[三つのキーワード]
50分の劇中に発言する必要があるもの。
ルール説明の段階で、観客から募集。
今回は
・まじ卍
・ヤングマン
・京都タワー
[役柄]
(敬称略、順不同)
アキ…掃除のおばちゃん
浅香あき恵…何かを愛し続けた人。ドレス
西川忠志…公園の◯◯。掃除用の服
奥重敦史…ガラの悪い人。チンピラの服
桜井雅斗…警官
もじゃ吉田…たこ焼き屋台の店主
もりすけ…芝居が終わるまで3人に喧嘩を売る人。スーツ
玉置洋行…お客さん。私服
鮫島幸恵…女子高生(最終的には意外な人)。セーラー服
松浦景子…お客さん。私服
ゲスト
星田英利…自由。白シャツ、ベージュのチノパン
セルライトスパ・大須賀…常に何かに怯えている人。ジーンズ、オレンジのTシャツ
※
補足。
⑴
役柄を知らされた、奥重さん。
奥「三年くらい、ずっとガラ悪い役やから、慣れたもんです」
⑵
星田さんが『喧嘩を売る役』もりすけさんに、
星「何で俺のこと、ずっと見てんの?」
も「おっ、一人クリアですね」
星「まだ、始まってないわ!(苦笑)」
⑶
役柄『自由』を知らされた、星田さん。
星「自由が一番難しいねん」
[スタート前のアキさんの言葉]
ア「最初で最後、一回きりの公演です」
ア「それでは、『台本のない新喜劇』、スタートです!」
一度、幕が閉じる。
その3に続く