『京都ホテルオーナー殺人事件』
[セット紹介]
洋風の『花月ホテル』のロビー。
⒈
舞台下手袖に、入り口への通路。
舞台中央奥に、客室や庭への通路。
舞台上手袖に、スイートルーム・従業員控え室・調理場・裏口への通路。
⒉
舞台中央に、膝の位置ほどのテーブルとソファ。
テーブルには、果物が入ったカゴが置かれている。
舞台上手奥に、フロント。
[物語]
(敬称略)
⒈
⑴
舞台は、京都祇園にある『花月ホテル』のロビー。
誰も居ないロビーに、
⒈
⑴
舞台は、京都祇園にある『花月ホテル』のロビー。
誰も居ないロビーに、
宿泊客らしき、玉置(玉置洋行)が現れる。
玉「なかなか、ええホテルやな」
玉「すみませーん!」
ホテルスタッフに呼び掛けるが、誰も現れない。
玉「誰も居てないな…」
ホテル入り口の方を振り向いた瞬間、
フロントの下から、ホテルの制服を着た新名(新名徹郎)が顔を出し、
『チーン!』とベルを鳴らす。
玉「なかなか、ええホテルやな」
玉「すみませーん!」
ホテルスタッフに呼び掛けるが、誰も現れない。
玉「誰も居てないな…」
ホテル入り口の方を振り向いた瞬間、
フロントの下から、ホテルの制服を着た新名(新名徹郎)が顔を出し、
『チーン!』とベルを鳴らす。
新名が玉置の背後から、
新「いらっしゃいませ!」
玉「びっくりした!
」
⑵
玉置は一人で泊まりに来たよう。
玉置の接客のため、新名がホテルスタッフを呼ぶ。
ホテルの制服を来た奈臣実(山本奈臣実)が奥から現れる。
玉置は奈臣実を見て、
玉「こんなとこにおって、大丈夫?」
奈「えっ?」
玉「今日、初日でしょ?」
玉「両国に行かないと」
奈「はーっ!誰と間違えてます!?」
玉「白鵬」
奈「違います!」
玉「稀勢の里?」
奈「おたくが言うてんのは、デブのおっさん
」
奈「私、女子!」
新「いらっしゃいませ!」
玉「びっくりした!
⑵
玉置は一人で泊まりに来たよう。
玉置の接客のため、新名がホテルスタッフを呼ぶ。
ホテルの制服を来た奈臣実(山本奈臣実)が奥から現れる。
玉置は奈臣実を見て、
玉「こんなとこにおって、大丈夫?」
奈「えっ?」
玉「今日、初日でしょ?」
玉「両国に行かないと」
奈「はーっ!誰と間違えてます!?」
玉「白鵬」
奈「違います!」
玉「稀勢の里?」
奈「おたくが言うてんのは、デブのおっさん
奈「私、女子!」
新名が奈臣実に対し、
新「相撲取りじゃなくて、ただのデブやな
」
奈「主任まで、酷い!
」
ここから、付き合い→相撲に。
奈臣実に投げ飛ばされる、新名。
奈臣実は相撲中にハンカチを落とし、新名がそのハンカチを山本に渡すと、
手刀を切る。
新「今、手刀、切った。(苦笑)」
奈「乗ってあげただけよ!
」
⑶
新名が、玉置を202号室に連れて行くよう、奈臣実に指示するが、
玉置は「自分一人で大丈夫」と一人で部屋に向かった。
新「相撲取りじゃなくて、ただのデブやな
奈「主任まで、酷い!
ここから、付き合い→相撲に。
奈臣実に投げ飛ばされる、新名。
奈臣実は相撲中にハンカチを落とし、新名がそのハンカチを山本に渡すと、
手刀を切る。
新「今、手刀、切った。(苦笑)」
奈「乗ってあげただけよ!
⑶
新名が、玉置を202号室に連れて行くよう、奈臣実に指示するが、
玉置は「自分一人で大丈夫」と一人で部屋に向かった。
⒉
⑴
奥の調理場から、コック姿をしたコック長・山田(山田亮)が現れる。
山「オーナーはどちらへ?」
新「オーナーは、フィアンセの森田さんと一緒に、」
新「お父様の一周忌のお参りに出かけています」
⑵
オーナーのまみ(前田まみ)が
⑴
奥の調理場から、コック姿をしたコック長・山田(山田亮)が現れる。
山「オーナーはどちらへ?」
新「オーナーは、フィアンセの森田さんと一緒に、」
新「お父様の一周忌のお参りに出かけています」
⑵
オーナーのまみ(前田まみ)が
まみの友人の澪(大塚澪)とともに戻ってくる。
ま「ただいま」
ま「一周忌に一緒に行ってくれていたの」
ま「その帰りに、買い物にも付き合ってもらって
まみはお礼として、澪をホテルに招待したよう。
⑶
新名がまみに尋ねる。
新「フィアンセの森田さんは?」
ま「買い物を運んでもらっていて…」
何段にも重ねた箱を前に抱えた、森田(森田展義)が現れる。
森田は、抱えた箱を客席の方に倒す。
前列の客が驚く。
しかし、箱は全て紐で繋がっていて、観客に当たることはなく、
森「ビックリした?
森田が箱を入り口付近の邪魔にならない場所に置く。
ま「展義さん、ありがとう
⑷
どうやら、一周忌も兼ねて、まみの親族が泊まりに来るようで、
そのための買い物だったよう。
ま「おばさん達、お泊りになるから」
森「シルクのパジャマ、加湿器、マッサージ機…」
森「親族が来はるたびに、ホテルの皆が困ってる
まみが澪を部屋に案内する。
⑸
森田は、まみのフィアンセというだけでなく、
ホテルの経営も手伝っているよう。
コック長の山田が森田に尋ねる。
山「今夜の料理はどういったものにしましょう?」
山「薄味にしましょうか?
奈臣実も加わり、
奈「薄造りがいいですか?
新名が二人を諭す。
新「森田さんの前で言うたら、駄目でしょ!
新「失礼にあたる!分かってるでしょ!
山田と奈臣実が首を傾げる。
新「みなまで言わなあかん!?
新名が森田の前に行き、頭頂部に指を向け、
新「薄造り
森「あんたが一番失礼や!
新名は、指を自分の服で拭く。
森「そんな、汚くないぞ!」
新「…直接、頭皮に当たった。(苦笑)」
森「こっちも、直に指が触れた感覚があったわ。(苦笑)」
⑹
森田の頭頂部弄りが続く。
山「メイン料理はチキンハゲットに…
森「なんてーっ!?」
山「あっ、チキンナゲットに
奈「コック長、てっぺんハゲは?
奈「あっ、鉄板焼きは?
森「間違えんやろ!(苦笑)」
山「ミートスハゲッティ
山「あっ、スパゲッティ
奈「豆腐ハゲ
奈「あっ、豆腐チゲ
森「無理矢理やないか!
森「君みたいなんに言われたないわ!」
奈「ハゲに言われたない!
山田が調理場に向かう。
山「デザートはおハゲにしますね!
森「それを言うなら、おはぎや!
奈「ハーゲンダッツの方が良かったです?
森「ええ加減にせえよ!
」
奈臣実も山田の手伝いに向かう。
その3に続く