『開運!なんでもパコ先生』

[セット紹介]
『旅館ぎをん』のロビー。

舞台下手袖に、旅館入り口。

舞台下手寄り奥に、客室への通路。

舞台中央奥に、二階客室への階段。

舞台上手袖に、従業員控え室等への通路。


舞台中央に、膝の高さのテーブルと、1人掛けの椅子が四つ。

舞台上手奥に、フロント。

 

 

 

 

 

 
[物語]
(敬称略)


舞台は『旅館ぎをん』のロビー。

ケイイチ(大黒ケイイチ)、ほたる(重谷ほたる)、ゆう(小林ゆう)、
友人三人で旅行にやって来た。

重「素敵なところね。今度は恋人と来たいわ」
小「素敵な京都の旅館って感じで、良いわね」
ケ「二人の方が素敵やで」
重・友「素敵やなんてもう、嫌やわ~!
爆  笑
二人にバッグで叩かれる、ケイイチ。
ケ「痛っ!ダブルで何すんの!?
アセアセ
重・友「綺麗って言われたから、嬉しくて、つい~」

重「汗掻いたし、温泉に入りましょうね」
小「私、今流行りの『豆乳の化粧水』を持ってきたわ
ニコニコ
と、化粧水を見せる、友見、

重「私、今流行りの『豆乳パック』を持ってきたわ
ニコニコ
と、『豆乳』の紙パックを見せ、ケイイチを驚かせる。
重「冗談よ。普通のパックも持ってきたから」


旅館のロビーには従業員が誰もおらず、ケイイチが奥に呼び掛ける。

すると、濃い赤色の法被を着た、女将の珠代(島田珠代)が現れる。
珠「はい、はい、はい、はい…いらっしゃいませ~
口笛
足を交差させ、床に両手の指をつき、挨拶する、珠代。

珠代は、ケイイチに記帳をお願いする。


ケイイチが記帳する間に、珠代がケイイチ達にお茶を運ぶ。
珠「長旅、お疲れでしたでしょ?」

お茶を渡す前に、茶碗に向かい、豪快にクシャミをする。
珠「ヘックション…グェッ!」
珠「どうぞ!
ニヤリ
と、唾の入った茶碗をケイイチに渡そうとする。
ケ「飲めるかーっ!」
珠「ちょろっと入っただけじゃないですか
ニヤリ
ケ「お茶を入れ直してください!」
珠「入れ直す気はありません!
プンプン
ケ「なんやねん、この女将!」


ほたるが二人の間に入り、珠代に謝る。
重「すみません、言い過ぎました」
珠「お優しいんですね。私を庇ってくれるなんて」
珠「よく見たら、綾瀬はるかさんみたいですね
おねがい
重「よく見たら…」
ほたるは、ベテラン女優の名前で返す。

珠代は次第に怒り

珠代とほたると掴み合いになってしまう。



ケイイチが奥に呼び掛けると、
法被から履き物まで全身緑色の、旅館の主人・健一(中條健一)が現れる。
中「旅館主人の中條健一です」

中「珠代、騒々しいぞ!」
ケ「この女性、接客めちゃくちゃですよ!」
ケ「どういう教育をしているんですか!」

健一はオールバックにしているケイイチの額を見て、
中「珠代、似てるからって言うたらあかんぞ…おしりかじり虫とか
ニヤリ笑い泣き
ケ「それは、言うてないです。(苦笑)」
ケ「今、あなたが言いましたね」
ケ「ほんで、おしりかじり虫はお互い様でしょ?(苦笑)」
笑い泣き
中「すみません、夕食をサービスしますので」

ケイイチが健一の服を見て、
ケ「お宅もお宅ですよ」
ケ「全身、緑って…(苦笑)
ここから、靴下やヒートテックを見せるまで、緑色の一連のネタ。


今度は、健一がケイイチに、
中「あなたも変わった趣味をしていますね」
と、ケイイチが右手首に着けた数珠を指差す。
ケ「これは、Dr.パコ先生の運気が上がるアイテムなんです」
珠「Mr.オクレの親戚?
ニヤリ笑い泣き
ケ「Dr.パコ先生は風水師なんですおねがい
重「メディアには一切顔を出さない先生で、三年先まで予約が一杯なの
おねがい
小「先生、噂ではこの辺りに旅行に来ているみたいなんです
おねがい

中「それやったら、うちの旅館も先生に占ってほしいなあ」


珠代が三人を客室に案内する。

…が、珠代の怒りは収まっておらず、
三人のバッグを通路に投げる
ムキー

珠代だけに接客を任せるわけにはいかず、
健一も客室に向かう。
 
 
その3に続く