昨日ひっさしぶりにしゃぶしゃぶ食べてちょっとテンション上がったさっさーです、こんにちは!
今回は「A secret makes a woman woman」という『名探偵コナン』のベルモットの台詞を交えつつ、SNS等での自己開示の限度について考えてみようと思います。
【1】
まずは英文の解釈から。
この英文の文中には
make O C (OをCにする)
という文法が使われています。
秘密は女を女にする...後者の女は「女らしい」という状態を指していると思われますが、さらに拡大解釈するならば「魅力的である」ことを意味していると受け取れます。
つまるところ、
秘密を抱えることで女は(女として)魅力的になる
といった感じの訳でしょうか。
僕はSNSが普及した現代こそ、この台詞の意味するところは大事なんじゃないかと思います。
SNS...Twitter、Instagram、facebook、、、など、自分の行動や考えを周りに開示するツールは日々増えています。
SNSの拡大の背景には間違いなく人々の自己開示欲があるはずです。
全てを自分の中に留めておける人はごく少数で、大半の人は他人に「自分」の中を占める要素を開示しようとします。
昔はそれが手紙や電話、あるいは顔を合わせての会話だったのでしょう。
IT技術の進歩は、より速く、そして広い範囲に、手軽に自己開示をする機会をもたらしました。
その手軽さが人々の自己開示を加速させていっているのだと言えます。
【2】
自己開示自体に対して僕は否定派ではありません。
何故なら自分も「自己開示好き」な人種の1人であり、こうしてブログを書いていて、TwitterもInstagramもfacebookも全てやってしまっている人間だから。
しかし(勿論これは自分への戒めでもありますが)、開示する量や質に関してはある程度考えるべきなのではないかという意見です。
「A secret makes a woman woman」の意味は2通りの解釈ができます。
①秘密を抱えている行為が魅力的に映る
②全てをさらけ出さなければ自分の魅力を害する部分を相手に知られることはない
自己開示する量や質を考えれば、①も②も守ることができるのでは....と思いつつ、反面そこを上手く調整しないと①と②の真逆の結果をもたらしてしまうのではと考えています。
(勿論これは女性だけでなく男性にも言える話で、そこは理解しておいてください)
【3】
自己開示の限度を超えることによる弊害にはどのようなものがあるのか...
例えば、僕のように色々と経験に乏しい人間には、「現実での話題の減少」があると思います。
「これTwitterでも言ったんだけどさ〜」とか「ブログでも書いてたけど...」とか、そうやって前置きをしてから話を始めてしまうことがあって...
自分はそれがすごく嫌なのです。
1回聴いた話をもう1回聴くのも、相手にその経験をさせるのも、とても嫌なのです。
テレビっ子の自分は昔からよくテレビを見ていて、芸能人が複数の番組で同じ経験談を語っているのを見ることが多々ありました、嫌でした。
それと似た感じですかね。
自分の経験を何でもかんでも書いてしまうことは、その人から新規性を奪ってしまうことになるんじゃないかと思います。
SNSで奪われないだけの新規性を持っているならば、この問題点に関しては大丈夫でしょうが、やはり自分のような人間は何でもかんでも載せるべきじゃないなと。
自己開示の場を現実でも持つならば、開示量のバランスは考えないといけないかもしれないですね。
【4】
先程、開示する量によっては現実での話題が減ってしまうよーという話をしました。
正直これは大した問題ではありません。
僕がむしろ問題だなと思うのは、自己開示する質の話。
SNSを懺悔の場にしている人があまりに多い!
懺悔(さんげ)とは、それぞれの宗教における神、聖なる存在の前にて、罪の告白をし、悔い改めることをいう。(ウィキペディアより引用)
「自分はこんな悪いことをした」「こんな悪いことを思った」...とSNSを見ている相手に対して懺悔するのが一般化している気がします。
僕も例に漏れず懺悔してしまっているのですが...だから自分への戒めなのですが....本当にこれを周りに知らせる必要があるかを一旦考えてみませんか?
Twitterが馬鹿発見器と言われた時期もありましたが、SNSは懺悔の場としてあまりに手軽で、時として自分に罰を与えてくることがあるのです。
「そんなこと考えてたらTwitterできねぇよ!」という意見もあるでしょうが、ただ一瞬、一瞬で良いので「これを打ち明けるメリットは何だろう...」と考える癖を持つことは大事だと思います。
【5】
あれ、こんなに長々と書いたのに当たり前のことしか言ってない!!
稚拙なブログ記事を更新しては自分の文章力のなさが露呈してしまう...これも自己開示のデメリットの1つですね。
否定的なことばかり書いてしまったので、次の機会に「ここが良いぜSNS!」という記事でも書こうと思います。
......
というか僕はそもそも秘密の多い人の方が好きな気がするんですが、皆さんはどうですか?
まーでも「その秘密を知りたい」と思えるかどうかは別問題で、全く興味のない人が秘密沢山抱えてても意味がないですよね。
秘密を抱える前に、人から興味を持ってもらえる人間になりたいなーなんて思うさっさーでした。
ではでは。