今週の見通し・株式 上昇は一服、もみ合う
今週(3月30日―4月3日)の株式相場は上昇一服で、もみ合う展開か。投資信託などが運用成績を押し上げようと実施する期末の「お化粧買い」や、年金とみられる買いが3月末まで株価を支える可能性はある。だが市場では過熱感を示すサインも出ている。上値ではいったん利益を確定する売りも増えそうだ。
先週の日経平均株価は681円1銭(8.57%)上昇した。週間ベースで3週連続の上げだ。米国では懸案の不良資産買い取り策の詳細が発表された。2月の米中古住宅販売件数も市場予想を上回った。過度の不安がいったん和らぎ、米国と同様に東京市場も買い優勢だった。27日は一時、昨年末の日経平均株価(8859円56銭)にあと16円余りまで迫った。終値では8600円台を回復した。
ただ、米シカゴ市場での先週末の日経平均先物(円建て)清算値は8560円。時差でその前に終わった大証での同先物終値を70円下回る水準だ。週初の東京市場もこの水準を意識して安く始まりそうだ。
今週は内外で重要な発表が続く。国内では4月1日に日銀が3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。短観では業況判断指数に加え「大企業の経常利益計画」への市場の関心も高い。利益計画は会社側が期初に発表する通期見通しの先行指標ともみられており、4月以降の「業績相場入り」の最初の材料になるからだ。しまむらなど内需関連企業の決算も相次ぐ。
海外では2日にロンドンで20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)があり、金融システムの強化に向けた議論が注目される。週末には米国で3月の米雇用統計の発表も控える。北朝鮮のミサイル発射準備を巡る動きについては「影響は未知数」(大和証券投資信託委託の長野吉納シニア・ストラテジスト)と懸念する声もあった。
日経平均は25日移動平均に対する上方乖離(かいり)率が12%強に広がった。過熱感を警戒する市場関係者は多く、上値が重い展開も考えられる。
[3月29日/日本経済新聞 朝刊]
(3/29 7:00)
日経マネーより
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今週は弱い予想が多いですね。
25日乖離は高いですから買いたくありませんが。。
ここにきて金曜日の日証金の所力株の空売りが急増しています。
金曜日は出遅れの新興銘柄は強い銘柄が多かったです。
指数は弱くても、銘柄によっては高騰する相場展開が予想されます。
ほんまかいな?