今週の見通し・株式 業績に警戒感、軟調な展開
今週(26―30日)の株式相場は軟調な展開か。企業の2008年4―12月期決算発表が本格化するが、主力企業の業績下方修正が相次いでおり企業収益に対する警戒感は強い。円高進行や実体経済の悪化が統計指標で確認されれば日経平均株価が昨年来安値(7162円)に近づく場面もありそうだ。
先週の日経平均は週間で484円(5.9%)下げた。英大手銀が巨額損失を計上し、欧米で金融不安が再燃。円相場が上昇基調を強めたことも日本株売りにつながった。シカゴ市場の日経平均先物3月物(円建て)の清算値は大証の日中取引の終値に対し15円高い7745円だった。
今週は決算発表が最大の注目材料。26日の信越化学工業を皮切りに29日に東芝や新日本製鉄、30日にはホンダ、NECなど大手の発表が相次ぐ。すでにトヨタ自動車やソニーが通期営業赤字に下方修正したが「赤字企業がさらに増えるのは株式市場にとっては想定外。売り材料となる」(みずほ総合研究所の武内浩二シニアエコノミスト)と警戒感も根強い。
円相場の動向も影響が大きそうだ。先週末の米市場では1ドル=88円台後半で依然として高値圏にある。自動車、電機など輸出企業の想定為替レートは1ドル=95円前後だから、円高が定着すれば来期業績への懸念も浮上してくる。
30日には08年12月の鉱工業生産(速報値)が公表予定。平均予想は前月比マイナス9.2%で「足元の生産の落ち込みは異常で一段と景気を下振れさせるリスクが高い」(クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミスト)。予想を上回る悪化なら株安に拍車がかかる恐れもある。
一方、需給面では公的年金の買いを期待する声がある。「直近の株安で偏りが出た資産全体のバランスを調整する買いを入れる」(大和総研の土屋貴裕ストラテジスト)と見られるためだ。個人投資家も日経平均が8000円を下回る水準では押し目買いを入れる傾向があり、相場の下支え役になりそうだ。
日経マネーより
なんか弱気ですね。。
基本的には、リバウンドありそうな気もしますが、景気が悪いですから、決算発表は悪いでしょう。
為替は当分円高予想です。
円高になる予想はかなり多いので、もう良い水準まで売られてると、思いますが日本企業は赤字が多いので
海外資産取り崩しが起こるかもしれません。
赤字の企業は決算のために、資産売却が多くなってくると思います。
不動産会社の自社株買いって、自殺行為ですね。