「思考の整理学」を読みました。
思えば、小中高では授業で習ったことを覚えているのかテストで試され、点数が高い者が優秀だと評価され、「知識は忘れてはいけない!」という思い込みが刷り込まれてきた気がします。
近年コンピュータに人間の仕事が奪われるのではと懸念されています。
人間が対抗できる力の1つが「忘れられる能力」
記憶なんてコンピュータに任せてしまえばいいのです。どうせ勝てないのですから。
時にはメモる必要すらないのかもしれません。
本当に必要であれば頭に残りますし、不要であれば自然と消えていきます。
その時必要な知識のみを頭に入れて並べておき、思考の熟成を待ちます。
脳内のメモリにも限りがあるので、知識の保有から思考へ比重を移していく必要があるというわけです。
よって「忘れる」というのは無能なのではなく、能力なのです。
それと頭を使うには朝が1番。
「朝飯前」という言葉がありますが、「朝飯前の一番の状態でこそ楽勝」と捉えます。
この最強な状態を1日に2回意図的に作る方法があると著者はいいます。
それが「朝飯を取らないこと」
朝の起床後から昼飯までが朝飯前①
昼飯(兼朝飯)後に昼寝をし、起床後に②
「朝飯を抜く」と聞くと難しそうですが、「朝飯を遅めに摂って、結果昼飯も兼ねた」というと気が楽かと思います。
以前朝飯を食べない時期もありましたが、最近は普通に食べているので、久々に朝断食を試してみようかと思いました。