作文時や説明をする際に、頭ではイメージできていても、何て吐き出せばよいか分からない…

そんな場面は多々あります。

表現方法を調べたくても、検索欄に何を入力すれば…

特に口頭での質問。
瞬時に回答できないとタイミングを逃してしまいます。

「折角ちゃんと考慮して検討していたのに、その場では有耶無耶な回答になってしまった…」
悔しい思いは日常茶飯事です。

何となく父親の書棚より手に取ってみた表題の本の感想文を書いてみます。

・明確に伝えられないと勿体無い
上述の通り、10の内容をちゃんと準備していたのに、2~3程度しか伝えることができないと、自分が悔しいばかりではなく、相手にとっても良いことはありません。
せっかくなら有益な情報を提供したいですよね。
不足ならまだしも、誤りがあると厄介です。
微妙な意思疎通のズレが、時が経ち、人から人へ伝えられ、大きな歪みを生じます。

・そもそも伝え方は学んでいない。
そもそも何故言語化が苦手な人が多いのでしょうか?(私含め)
それは「習っていないから」です。
国語の授業で主人公の気持ちを読み取る事は学びましたが、自分の気持ちを伝える方法は学んでいないのです。

・言語化とは?
「自分の頭の中にあるものを言葉におきかえて、誰かに理解してもらう事」
それには他者に限らず自分も入ります。

例えば目的を言語化する事で自分のモチベをに上げることも可能です。
ゴールまでの道筋を描ければ、即行動に移せたりもします。
 

また、「どう伝えるかではなく何を伝えるか」を指します。
言語化とは手段ではなく内容を指します。
また、言い換えや短くまとめる事(要約)でもないといいます。
「表現方法”無”のものを”有”にする力」
言葉遊びでは無いのです。

・ズバリどうすれば…
「PIDA」を使います。
・purpose(目的を決める)
ex)高単価でも商品を買ってもらえるようにする事
・item(項目を決める)
ex)品質の高さ
・define(項目を定義する)
ex)故障率が低いこと
・apply(伝わる表現に当てはめる)
ex)本商品は故障率0.001%です。

このように言語化することで「見える化」ができ、
初めて課題が分かるのです。(自分なりのexは思い付きませんでした…)

また、本書の内容としては営業職向けのものが多い印象でした。
例えば食品を売り込む際には
「これは国産です!無農薬です!」
よりも
「これを食べればあなたもお通じがよくなります!」
とアピールした方が買ってもらいやすいとか。

確かにお客さんは「素材」よりも「自分への影響」の方を重視しますしね。

私は営業職ではないので、逆手に取り「これは自分に買わせるための表現だな!」という学びになりました。


言語化…永遠の課題の1つです…!