図書館から借りてきた本の感想文第1弾です。
本書のサブタイトルが「月460時間労働から抜け出した私の方法」。
月460時間って…?
1日15時間と著者は言います。
厳しすぎる!私には無理!
時代は「気合と根性」から「ゆるふわ」へ。
爽やかにこなしていきたいものです。
15時間分のタスクをどう時短したのか…
いくつかピックアップしてみます。
・まずはググれ
他人と話をしていて分からない事は多々あります。
その時、質問するという手法もありますが、もしググって分かる内容だとしたら、相手の説明する時間を奪い、それを聞く自分の時間も無駄になります。なので極力事前に調べておくことが基本です。
ただし知ったかぶりは、一番最悪なので、目の前で調べられない状況だったり、ググっても分からない事は教えを乞いましょう。
・迷ったらCCにぶち込む
報連相は社会人の基本だと言われますが、バカ真面目に毎回行っていたら時間がいくらあっても足りません。説明する側の自分はいいかもしれませんが、上司にとって部下が1人とは限りません。それの時間を省くために上司をCCにぶち込むのです。また先方からきたメールは転送します。
どうしても口頭の報告だと、言い訳が入ってしまったり、着色が入ってしまいます。情報を素のままで伝える意味でもCCや転送を多用するのです。「俺をCCに入れるな!鬱陶しい!」と言われたら、相手の時間を奪ってでも口頭で説明するしかありませんが。
・メールは読んだら即消す
私の場合、スマホ内のメールでは実践できているものの、職場のメールではなかなかできません。
読んだのに「とりあえずそのまま」にしがちでした。
なので「メールを削除する」という作業を定期的に行っています。
最初から「1度読んだメールは適切に対応した上でさっさと消す」と決めてしまえば、良かったのです。
どうしても残しておきたい内容はPDF等にして、関連フォルダに格納します。
・資料作成はとにかくパクれ
「他人が苦労して作った資料を拝借するなんて楽してズルしてるんじゃないか?」という概念が頭の片隅にあります。
しかしあるものは使わないと時間が膨大にかかってしまいますし、結果的にパクってでもクオリティが高い方が評価されます。
ちっぽけな自分のプライドを捨てて、「あの資料拝借しますね」と断りをいれれば良いのです。
仮に相手が出し惜しみをするなら、
「あなたから提供してもらったと添えて説明するので…!」
と言えば折れてくれるかもしれません。
また、資料を編集する際は、カッコつけは不要で、とにかくシンプルを目指します。
・会議中に内職
事前に配布した資料な上に、丸読みする人っていますよね。
これを真剣に聞く程無駄な時間はありません。
メモしているふりして他の作業をしましょう。
「会議に参加する=仕事をした」ではないのは言うまでもありません。
また、話す側になった場合は丸読みは最小限にしたいところです。
以上。掻い摘んでみました。
いくつか時短、無駄の省き方を紹介しつつも著者は言います。
「効率化にも限界がある。人間だもの。」
確かに効率化人間って冷血で何か息苦しいです(笑)
それを踏まえた内容も少し掻い摘みます。
・会議で笑おう
皆貴重な時間をとって集まっている訳です。
情報共有だけならメールのみでも可能です。
それなのに、いざ集まって、ピリピリしてたら何の得もありませんし、意見もしづらいです。
自由に発言できるように「笑顔のある雰囲気」が大切だと言います。
それにせっかく会議に出席するなら楽しい方がいいですからね。
・チームを意識する
1人でできる事には限界があります。
ですから時には団結して、役割分担なんかしながら課題に取り組むことも必要になります。
廻りを見渡して見て下さい。頼りになるメンバーはいますか?
得意、不得意は当然それぞれあり、性格も違えばモチベーションも違います。
他人の能力や意識を高める事は不可能ですが、信頼関係は日々構築させていくことは可能です。
「飲み会なんて時間の無駄。それなら自己投資にかけた方がいい」と昨今言われがちですが
何が自己投資になるかは自分で都度しっかり考えないといけません。
以上。
非常に学びの多い一冊でした。
「効率化しないところに人間味がある」というまさかの展開。
AIに負けず、私も人間味のある文章作りに励んでいきます。
それにしても図書館で無料で借りれるのは有難い!
小さい行動から取り入れていきます!
