私が尊敬してやまない四角大輔さんの新書を早速拝読致しました。

本書は前書である「超ミニマル主義」の続編であります。前書にて「モノを厳選して最適化する」という主旨だった為、本書では「その他リソース」について言及されておりました。
「その他リソース」とは、具体的に「体や脳、心の最適化」です。

いくつか要点を挙げてみます。

●自分なりのペース配分を死守する。
これからは個の時代です。
なので組織内での評価など二の次。
外部に出る際の付加価値になりません。
この内部評価を保つ為、もしくは高める為に、ついつい調子の良い時程、仕事を引き受けてしまいがちです。
それが結果的に自分のペースを乱されてしまい、パフォーマンスが落ちてしまいます。
また、引き受けたが為に残業が発生し、自分の本来やりたかった予定を諦めてしまった時程悲しい事はありません。

●運動、食事、睡眠でまずは肉体を整える。
・運動
決してハードである必要はありません。
老後に自分の脚で歩けない状況は勘弁です。
なので私は引き締まった体型維持脚力維持、増強を目指しております。
自転車で1時間程度の有酸素運動を日常的に行っており、自重トレーニングを習慣化しているので、継続させるべきと確信致しました。

・食事
「オーガニック食品や無農薬しか食べない」という内容が勧められております。
しかし、私としてはハードルが高いので、「体内の毒素を抜く」という機会(オートファジー:16時間断食)は引き続き生活に取り入れていきます。
その他、「今日はビーガンな1日する!」「今日は固形物なしにして内蔵休暇!」というのも試す価値ありかもしれません。

・睡眠
個人的に以前5時間程度の短眠に取り組んでいた時期もありましたが、不調の原因となり、8時間睡眠に戻しております。

いずれにせよ、肉体を整えることで、結果的に精神が整うことも多いです。
それは体調に直結し、仕事にせよ遊びにせよパフォーマンスに繋がるので万全の状態をキープしておくに越したことはありせん。

・ライフワークとライスワーク
本書ではライスワークという単語がちょいちょい出てきます。いわゆる「生活する為にやむを得ず行っている労働」です。
ミニマリストにとって生活する為に最低限必要な費用(ライフコスト)の最小化は1つのメインテーマです。このコストが下げられれば、仕事への執着を無くすことができます。
私の場合も「最悪仕事やめても、月10万稼げれば十分有意義に生活できる」という確信が既にあるので、心のゆとりがあります。
「月々のローンを返さないといけないし、残業しないと!」等と追い込まれている方も多いと思います。それがベストな人生なら否定はしませんが、モノや他人に振り回されて自己犠牲しているなら、いち早く手放して改善すべきです。

本書にて全体的な感想としては、新たな知識はあまり無かったものの、今取り組んでいる事の有意義さを再確認することができました。

最後に印象深かった1文。
「便利ではないが豊か、豊かだけど過剰じゃない」
まさに足るを知るミニマリズムの考え方。
自分にとっての心地よさを追求していきます。