私の今の担当業務は「どちらでもいい」が基本使えません。
全体の運用の統括なので、基本的には自分なりに検討して、上司や他の部署に「こういった選択肢はあるけど、どうですか?」というスタンスをとりつつも、自分としての希望を持つ必要があります。
世の中の業務は大きく2つに分類できるのではないでしょうか?
「やらされ仕事」か「追いかけ仕事」か。
圧倒的に前者の方が楽です。
誰でもできる内容が比較的に多く、基本頭も使わなくて済みます。
与えられた通りにこなせば良いのです。
それに責任を負う必要もありません。
私も以前までは前者を好む人間でした。
与えられた仕事をいかに労力、時間をかけずにこなすか。
今の部署にきて、優秀でバリバリ、イキイキ働かれている先輩方を見て、「何が彼らの原動力になっているのか?」正直昨年度の1年を通しての疑問でした。
ほとんどの人は「仕事が好きで優秀な人」という言葉で片付けておりました。
いざ自分が後継者として業務につくと、少しずつですが、その理由が分かってきました。
実現欲という新たな欲求が芽生えたからです。
実現するために、時間をかけて情報収集、データ分析、資料作成、そして説明に全力を注ぐのです。
この労力や時間に惜しまない。
そのためにどうでもいいことで時間を潰さない。
これを「メンドクサイ」で片付けてしまう方が大半でしょうが、それでは私の場合、任務を遂行できないのです。
「担当業務だから」という後ろ向きなキッカケではありますが、この「実現欲」を業務に見いだしつつあります。
「頼まれたから」「どっちでもいい」「めんどくさい」は人生の放棄に繋がります。
大義を成し遂げる人間というのは必ず「強い実現欲というの名の野望」を持っていたと想像します。
油断していると奈落の底に落ちそうな危なっかしさもありますが、この20代終盤を何とか駆け抜けていきたいです。