今回この本を購入したキッカケは、「ミニマリズム臭がプンプンしたから」です。
筆者は長年ドイツに暮らした経験があり、日本とのギャップについて挙げつつ考察を記しております。
印象深い内容を中心に挙げてみます。
・過剰なサービスと期待
日本では当たり前の「お客様として扱う接客」「24時間営業」「再配達」等々。これらは客側からすると確かに便利ですし、有り難いです。しかし、裏を返すと、働き手の負担が過剰ともとれます。ドイツだとあり得ない話だそうです。
皆が「少しの不便を我慢」するだけで、全体の労働力、サービスに対しての期待値も下がるので、休みが取得しやすい社会が構築できるという訳です。
もう少し広義にとらえると「仕事の期限」も当てはまると思いました。期限レスな社会とまでは言いませんが、「相手(もしくは自分)が焦らない程度の余裕」は見込んだ期限設定は心掛けたいものです。
・休むことに対しての後ろめたさ
「働き方改革」の効果もあって?比較的休みやすい世の中にはなってきているのでしょうが、やはりまだまだ後ろめたさは残っているように感じます。長期休暇取得なんてハードル高いですし。
私含め、所属長に対して「休みます」の報告には必ず「申し訳ありませんが…」という謝りの枕詞を使う人が多いことが何よりの証拠だと思います。まあ担当業務を滞っていたら当然ですが、対応業務に関しては個人任せではなく組織で対応すべきです。労働者には休む権利があるわけですし、お互い様ということで休みやすい環境作りが必要です。
ドイツのように2週間休暇なんて当たり前な社会は訪れないでしょうけど…
以上の2点が与える影響としては、「常に心に余裕を持った状態を維持できる」ことです。
プライベート面ではストレス発散が簡単にできる買い物や外食のいわゆる「消費」に逃げなくて済みます。
この好循環こそがドイツ人がゆとりがあり、お金をかけなくても充実した人生を送れる秘訣だと私は認識しました。
「頑張りすぎない、程々な暮らし」の浸透により、日本での自殺者やうつ病患者の減少にもつながるのではないでしょうか?
そして何より
私自身、最近仕事に追い込まれ、余裕がなくなってきたので、消費欲が顔を出してきてますが、何とか勉強等にベクトルを向けて対処していきたいです…
筆者は長年ドイツに暮らした経験があり、日本とのギャップについて挙げつつ考察を記しております。
印象深い内容を中心に挙げてみます。
・過剰なサービスと期待
日本では当たり前の「お客様として扱う接客」「24時間営業」「再配達」等々。これらは客側からすると確かに便利ですし、有り難いです。しかし、裏を返すと、働き手の負担が過剰ともとれます。ドイツだとあり得ない話だそうです。
皆が「少しの不便を我慢」するだけで、全体の労働力、サービスに対しての期待値も下がるので、休みが取得しやすい社会が構築できるという訳です。
もう少し広義にとらえると「仕事の期限」も当てはまると思いました。期限レスな社会とまでは言いませんが、「相手(もしくは自分)が焦らない程度の余裕」は見込んだ期限設定は心掛けたいものです。
・休むことに対しての後ろめたさ
「働き方改革」の効果もあって?比較的休みやすい世の中にはなってきているのでしょうが、やはりまだまだ後ろめたさは残っているように感じます。長期休暇取得なんてハードル高いですし。
私含め、所属長に対して「休みます」の報告には必ず「申し訳ありませんが…」という謝りの枕詞を使う人が多いことが何よりの証拠だと思います。まあ担当業務を滞っていたら当然ですが、対応業務に関しては個人任せではなく組織で対応すべきです。労働者には休む権利があるわけですし、お互い様ということで休みやすい環境作りが必要です。
ドイツのように2週間休暇なんて当たり前な社会は訪れないでしょうけど…
以上の2点が与える影響としては、「常に心に余裕を持った状態を維持できる」ことです。
プライベート面ではストレス発散が簡単にできる買い物や外食のいわゆる「消費」に逃げなくて済みます。
仕事面では、相手からの期待値も上がらず、無駄な気遣いも軽減できれば、時間やMP 値を捻出できますから、その分慌てずに自分のペースで取組む事ができそうです。
この好循環こそがドイツ人がゆとりがあり、お金をかけなくても充実した人生を送れる秘訣だと私は認識しました。
「頑張りすぎない、程々な暮らし」の浸透により、日本での自殺者やうつ病患者の減少にもつながるのではないでしょうか?
そして何より
「無駄を最小限にし、捻出した時間で最大限の成果をあげる」
ミニマリズムを感じられる1冊でもございました。私自身、最近仕事に追い込まれ、余裕がなくなってきたので、消費欲が顔を出してきてますが、何とか勉強等にベクトルを向けて対処していきたいです…