モノの寿命がくるまで

使い続けるのはなかなか難しい。


寿命がくる前に

今持っているモノに

飽きてしまい

新しいモノに目移りして

つい買ってしまうからだ。


最近ハッとした出来事があった。


同じ係の先輩が

私に図解で教えてくれようと

紙に書いてくれた時だ。


使っていたペンのボディが

めちゃくちゃ色褪せていたのだ。


私はここ数ヶ月

文具について

悶々と考えており

新調すら脳にかすめた事もあった。


しかしこの出来事があり

思い出したことがある。


私は新品の綺麗さよりも

使い込んだ感に魅力を感じるのだ。


例えばギター。


高校生の時に買ったエレキギターは

ボディを紙やすりで擦りまくり

傷だらけにして使用していた。


ちなみに今使っているアコギも

買ってすぐピックガードを

剥がしてしまった。


飽きたから

新しいモノを買うのではなく

飽きたなら

使い込んで育てていくのを楽しむ

という観点で

モノと付き合うとなかなか面白い。


これは好みの問題なので

合わない人もいるだろう。


車なんかも

小さな傷1つで

何日も凹む人が多い筈だ。


使い込んだ感を愛してみる。

量産された新品は

この世に溢れているが

その傷がついたモノは

世界にひとつしかないのだ。


そう思うと無駄な新調も

抑えられるのではないだろうか?