バレー新監督就任会見 東京五輪でのメダル獲得へ、覚悟語る

FNN 10/27 01:05

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00340154.html

一方、男子の中垣内 祐一新監督は、新たなチームの中心に、ある選手の名前を語った。
中垣内新監督は「石川祐希選手(20)を中心に、ということにはなるかと思います。差し当たっての急務と言えるべき仕事は、今のアラウンド23の世代を、早く一人前にさせることと考えていますので、(東京五輪で)一番高みに挑戦するという姿勢は、変わらないでいたいし、挑戦するのが仕事だと理解しています」と話した。

 

チャラチャラしたのは好きじゃない!中田鬼J、厳格姿勢で戦う集団目指す/バレー

サンスポ 2016.10.27 05:02

http://www.sanspo.com/sports/news/20161027/vol16102705020001-n1.html

中垣内氏は、2年後の世界選手権(イタリア、ブルガリア共催)での8強を当面の目標に掲げた。

★今後の日程

 来年6月の男子ワールドリーグ(WL)、同7月の女子ワールドグランプリ(WGP)が最初の大きな国際大会。アジア選手権、男子の世界選手権アジア予選を経て、秋にはワールドグランドチャンピオンズカップが日本で行われる。18年は世界選手権が最大の大会。女子は日本で開催、男子はイタリア、ブルガリアが共催する。19年は日本でW杯が開催される。

 

中垣内氏「挑戦する以上はメダルを」 来春から代表監督就任

スポニチアネックス 2016年10月27日 05:30 

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/10/27/kiji/K20161027013609470.html

五輪に世界選手権、数々の大舞台を踏んできた男がそれでもやっぱり緊張した。会見場にはぎっしり100人の報道陣。「久しぶりのカメラのフラッシュで相当緊張した。注目度、期待度の高さの表れなんでしょう」。中垣内氏の表情は最後までこわばっていた。
久しぶりだったのには訳がある。代表コーチ時代の12年に不倫騒動を起こして辞任。この日も「大変迷惑をおかけして」と謝罪の言葉を口にした。以来、競技とは距離を置き、4月にプレミアリーグ・堺の部長として復帰するまで、新日鉄住金の一社員として土木資材の営業にいそしむ毎日を送っていた。
「バレーのことは一切考えず、バレーのことを自分から話すことは一切なかった」。営業先で「バレーの中垣内さんの親戚?」と聞かれれば「そうです」とうなずき、「大きいけど何かスポーツやってたの?」と聞かれると「何もやってないですよ」とごまかした。バレーボールとの関わりは、堺の試合をこっそり観戦する時だけだった。
「(現役時代から)鼻高々になっていろんな人に迷惑をかけてきた」。代表のエースアタッカーとして活躍してきた自分の傲慢(ごうまん)さにも気づくことのできたサラリーマン生活だった。「営業は人対人。バレーでおろそかにしてきた誠実さと信頼を生かしていきたい」と貴重な経験を無駄にしたくないと語った。

 

中垣内氏 傲慢だった現役時代…バレーボールに恩返しを

スポニチアネックス 2016年10月27日 05:30

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/10/27/kiji/K20161027013609500.html

 ――営業経験で得た誠実さとは?
「以前は俺がなんとかしてやるという、いい意味でも悪い意味でも傲慢さがあった。なんだあいつは、と見られていたのも事実。勝ちたい気持ちに正直だったのだと思うが、世の中それだけではうまくいかない。遅まきながら気づいた」
――2020年に向けた段階的な目標を。
「世界選手権ベスト8がさしあたっての目標。その上でどうW杯につなげていくか。世界の主流にとらわれずにシステムを考えたい。選手選考は前任監督のチームが中心。リーグをよく見て新しい人材を発掘したい」

 

【バレー】男子代表・中垣内新監督、外国人コーチ招へいへ

2016年10月27日6時0分  スポーツ報知

http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20161026-OHT1T50289.html

来春のチーム始動に向け、今季はVリーグ堺の部長をしながら、22日に開幕したVリーグを中心に選手の状況を把握する。コーチ陣の人選も協会と交渉を進めていき「しっかりとキャリアを持った方で、守備面での強化に関して提案を受けたい」と外国人コーチを招へいする考えを明かした。

 13~15年は新日鉄で建材の営業も経験。バレーボールの話題をあえて武器にせず「選手の時にはあまり感じられなかった、仕事を通じての誠実さ、信頼、コミュニケーションを学んだ」という。代表監督としても「つながり」を重視していく考えで、若手選手もシニア合宿に参加させるほか、Vリーグや大学の監督にも指導を仰ぐ予定。「多くの人の力を借りて代表を作っていきたい」とバレー界全体で72年ミュンヘン大会以来のメダル獲得を目指す。

 

東京五輪で金メダル、中垣内新監督 全日本バレーボール、会見で抱負

福井新聞(2016年10月27日午前7時10分)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/sports/107651.html

―今後の抱負は。
「技術的に言うと、まず身長に負けないチームにする。サーブを強化していきたい。ジャンプサーブだけでなく、ジャンプフローターサーブのスピードも追究したい」
―監督を引き受けた理由は。
「自分が育てられたのがナショナルチームだったので、今いる選手を最大限に伸ばしてメダルを取りたいと思った。しっかり性根を据え、強化に携わっていきたい」
―目指す監督像は。
「命令していくようにはなりたくない。選手が考え、行動できる手助けをしたい」
―どのような戦術を採用するのか。
「外国と同じような高さのあるパワフルなオポジット(セッター対角)を望むのか、新たな戦略を構築するのか。世界の主流システムにとらわれることなく考えたい」
―東京五輪での目標は。
「挑戦する以上、メダルを取りたいと考えている。少なくとも、この1年は基礎固めを行いたい」
―地元・福井に対する思いがあれば。
「監督候補には(若狭町出身の元日本代表主将)荻野正二君の名前もあった。2歳違いで切磋琢磨(せっさたくま)しながらやってきたので、今後も協力してもらえることがあれば力を借りながら頑張っていきたい」

 

バレーボール男女新監督 中田氏「人生かける」中垣内氏「石川中心のチームに」

東京新聞 2016年10月27日 朝刊

http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201610/CK2016102702000123.html

男子はロンドン、リオデジャネイロと2大会連続で五輪出場を逃した。再建を任された中垣内氏は「身が引き締まる思い」と緊張の面持ちだった。

 13年1月で男子代表コーチを退くと、今春まで新日鉄住金で社業に専念。バレー界への復帰に葛藤もあったというが、「バレーで育てられた。自分にしかできないことがあるなら恩返ししたい」と思いを語った。

 一線を離れている間に戦術の進化やルール変更があり、「不安はある」と胸の内を明かしながらも、強化案としてサーブの改善や外国人コーチの登用、大学やVリーグ所属チームとの連携などを提案。「選手が自分で考え、行動できるよう手助けしたい」と話した。

<中垣内祐一氏の話> 思っていたよりも注目度が大きいので、身が引き締まる思い。石川(中大)を中心としたチームになると思う。

 

[バレーボール]日本代表の中垣内新監督、バレー界への恩返し誓う

中日スポーツ2016年10月27日 紙面から

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2016102702000147.html

代表コーチを務めていた2012年7月に週刊誌で不倫を報じられた中垣内新監督は「バレーボール界にご迷惑をおかけしたが、再び監督として挑戦できることに身が引き締まる」と緊張の面持ち。コーチ辞任後は新日鉄住金で社業に専念していて「『バレーの中垣内さんの親戚ですか』と聞かれ『そうです』みたいな人を食ったやりとりをしていた」と営業時代のエピソードを明かした。

 戻ってきたバレーボールの世界。「営業で学んだ、バレーボールでおろそかにしていた誠実さ、信頼、コミュニケーションを生かしたい。自分が育てられたナショナルチームで、今いる選手を最大限に伸ばしてメダルを取りたい」と恩返しを誓っていた。 

 

バレー男子日本代表監督に就任の中垣内氏「やるからにはメダル」

デイリースポーツ 2016.10.27

http://www.daily.co.jp/general/2016/10/27/0009614391.shtml

11年4月から13年1月まで代表コーチを務めた後、約3年間はバレーボールから離れた生活を送った。所属する新日鉄住金で社業に専念。ゼネコン企業を相手に建築資材を売る営業として汗を流した。

 日本のエースとして92年バルセロナ五輪でプレーした。過去の栄光を明かすことはなく、「お客さんから『中垣内さんってバレーボール選手の親戚?』と聞かれたこともあったけど、適当にごまかしていた」と振り返る。

 一社会人として働く中で、「以前は鼻高々な態度で迷惑を掛けた」と若気の至りを省みた。「人間対人間の信頼が大事だと、この年であらためて知った。この経験をバレーボールに生かさなきゃいけない」。営業時代に培ったコミュニケーション術を武器に、立て直しを図る。

 再建の柱となるのは20歳の石川祐希(中大)ら若手。外国人コーチの招へいプランも明かし、「一人ではできないこともある。できるだけ多くの指導者の目で見ていく」と力を込めた。