物のまざなし TABLEAUⅦ 感覚的には何となく解るような気がするが それが何かを説明するには難しい が解りやすいのは次の箇所であろうか?

 ・・・・・つまり、前景はルーペを通して見ているように危険なまでにわれわれに接近するのに対して、後景は双眼鏡を逆から覗いているときにように遠ざかっていくのである。この二つの運動は空間が近づくと同時に遠ざかるような仕方で作品のなかに投入されていて、それは物に接近しながらもそのなかに埋没しないために物から遠ざかるというフィセントの二重の欲望とのたたかいを表している。・・・・・ファンゴッホの独自の遠近法が作り出すこうした表面と奥行きの得意な結合は・・・「夜のカフェテラス」・・・にも現れている。・・・

 ゴッホ展では、ロイヤルコペンハーゲンに板状の陶器の物を販売しているが、夜のカフェテラスはオリジナル作品の特徴を上手に再現したものであると思った。37万円は高いと思うが。