Q.
先生こんにちは。ラジオ、毎回楽しく聞かせていただいています。非常にタメになります。
そういえば、志村けんさんが先日東村山市の名誉市民になったというニュースを見ました。志村さんが亡くなってからもう3か月ですか…短いようで長い3か月でした。
志村さんの追悼の意味もかねて、「ドリフターズ」の名前の由来とかを教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
(57歳、男性、R.N 馬盤・場・蛮番版)


A.
馬盤・場・蛮番版さんこんにちは!これもしかして、「ババン、バ、バンバンバン」と読むんですかね?アービバノンノン♪
…そうですね、志村けんさんお亡くなりになってからもう3か月も経つんですね…早いものです。
さて、ご質問のドリフ、正式名称は「ザ・ドリフターズ」ですね、この名前の由来ですが、実はアメリカ西部開拓時代の言葉が由来なんですね。
この頃、「馬車で山道を駆け下りて、早く麓に着いた方が勝ち」という危険なレースゲームが流行ってまして、
この命知らずな山道を爆走する者たちを、人々は賞賛と畏怖を込めて「ドリフト野郎ども」、すなわち「ドリフターズ(Drifters)」と呼んでいました。
ここから、「スターへの道のりを爆走できるように」と名付けたのが、ザ・ドリフターズ、いわゆる「ドリフ」の語源なんですね。
ちなみにヒラコー先生(編者注、漫画家の平野耕太先生のこと)の「ドリフターズ」も、この「命知らずな野郎ども」を意図して命名したというのが知られています。
えー、それでですね、このドリフターズで一番有名なのが、アリゾナの「ドナルド・D・ドルフ」という名の賞金稼ぎなんですが、
このドルフ、賞金首を見つけるたびにこのドリフト勝負を申し込み、相手を完膚無きまで打ち負かしてから保安官に引き渡していたことが分かっていまして、
キーン・ドーンとのサタデーナイトチェイスや"コミカルトライブ"ビート・Tとのダウンヒルデッドレースなど、数多くの名勝負が記録に残っています。
1977年にはこれを基にした映画「D.D.ドルフの大爆走(原題: Initial D)」も公開されましたし、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか?
ドリフの名前の由来からしても、「ド、ド、ドリフの大爆笑」というあの歌は、「D.D.ドルフの大爆走」を参考にしたのは間違いなさそうですね。
なおドルフは麻薬の一種であるハッシシ(ハシシ)を違法に売っていたため晩年逮捕されてしまうんですが、移送の際に「ハッシシだョ!全員集合!」と叫んで、
押し寄せた民衆に紛れて逃げ出してから以降行方知れずである、というのが記録に残る最後のようです。
もしかしたらドルフは生きていて、異世界で黒王相手にドンパチやってるとか、子孫が秋名山の麓で豆腐屋やってるとかかも知れませんね。
いやでもホント、ババンバ(以下略)さん、いつも聞いていただいてありがとうございます。
次の回も一生懸命頑張ります。ごきげんよう!
(羽園 頼也 教授)

参考文献:民明書房刊『笑ってちょうだい今日もまた〜ドリフターズ、その成功までの歴史〜』より










こーのーまーまー きーみーをー 連ーーれーてーいくーとー(違)



今回の民明書房ラジオはわりかしタイムリーなネタでしたね。
これ、映画の原題がイニシャルDって、どう考えても藤原豆腐店の元ネタなんじゃ…ドリフターズと頭文字Dにこんな共通点があったとは。びっくり

ラジオ中で話のあったニュースはこちら↓ 
志村けんさんは3月末にお亡くなりになりましたが、なんだかまだ実感が湧きませんね…いろいろありすぎて、3月末ははるか昔のような気がします。
緊急事態宣言発令前の生活なんて、もはやうろ覚えです。しかし、また東京は67人とか…せっかくの1か月自粛が無駄に……
栃木もクラブでのクラスター発生がしていますので、間違いなくクラブ関係は多数感染者がいるでしょうね…まだまだ終息は程遠いか。

まぁ、嘆いていてもしょうがない。自衛するしかないですね。
手洗い、うがい、マスク、出来るだけ人混みにはいかない、不要不急なものはもうしばらく避ける、そんな感じかと。




閑話休題。

なお、閑話休題は「それはさておき本題は」という意味で、「脱線しますが」という意味じゃないらしいです。


このドリフネタは、約2年前には半分くらい完成していましたが、そこから塩漬けになったネタです。
上記のニュースを見ていい機会だと思い、完成させました。
当時は羽園先生ラジオのコーナーがなく、絶対に書籍系にしないといけなかったこともあり、文章としてまとまらずに挫折したんですよね…
こんなのが多数あります(ネタのつぎはぎ状態で転がってます)。
羽園先生ラジオなら、文書深く考えずともツギハギだけで作れるので、そういう意味では楽なんですよね。

通常民明書房の「むぅ!」版
「古来Aというものがあった。現代Bがあるが、それはAが由来である」
に対して、
羽園先生版
「Bは何ですか?」「それはAというものが由来なんです」
という構成になるんで、そこだけ気をつければ。

また順次作成・公開していきます!よろしくお願いします!



そして前回の民明書房ネタで、ハッシュタグ「#民明書房」の人気記事でトップを取る事が目標です」と言っていたかと思いますが、
一瞬ではありますが、ついにハッシュタグで一番人気を取ることができました!




これもひとえに読んでいただいてる読者のみなさんのおかげです。
ありがとうございます!

目標達成記念として、現在あるものを作っておりますのでお楽しみに!




しかしザ・ドリフターズの由来はドリフト野郎からで、ドリフ大爆笑のオープニングは峠の走り屋の映画が元ネタだったとは…
いやぁ、語源って本当に面白いですね〜(白々しい)