『仏狐離(ぶつころうり)』  

古代中国は秦の時代、郡県制により北穣郡沙東県の県令に封じられた沙東候(さとうこう)と呼ばれた者がいた。
ある夏の夕暮れ、ひぐらしのなく頃に狩りに出た沙東候は、が今まさに狐を襲おうとしている所に遭遇する。
しかし、山のヌシだったのかはわからないが、仏のような神々しさを持った狐には怯え惑い、結局狐を襲わず逃げ去ったという。

沙東候はこの狐の神性に感動し、この話を広めるために草餅で狐を模した菓子を作り
「仏の心を持つ狐は天敵のすら離れる(退ける)」、すなわち「仏狐離(ぶつころうり)」という名を付けて売り出した。
当時は悪魔や厄等の悪いものと同一視されていたため、仏狐離は厄祓いのありがたい品として瞬く間に広まり、飛ぶように売れたという。
またこの話から、仏狐の絵を板や棍棒に描いた「離板(ろうりいた)」や「離棍(ろうりこん)」等の

(魔)除けが作られるようになっていったことも忘れてはならない。
なお仏狐信仰は後世日本にも伝わり、やがてお稲荷様へと変化していったことは周知のとおりである。

現在、ブロッコリーと呼ばれる緑黄色野菜があるが、この名前は仏狐離をもじったものが由来であるのは明らかである。

しかし「男はなのよ、気をつけなさい」と言われるように、若い女性(特に少女)を狙う男がしばしばに例えられることがあるが
この由来が仏狐離の故事に関係しているのかどうかまではわかっていない。


民明書房刊『ブロッコリー?カリフラワー!?類似品判別方法のわかる頃に 〜解〜』より




※過去、某スレに投下したネタの転載です。
※転載にあたり、改行やわかりづらい文章等を少し修正しました。





過去作品掘り出し10作目です。
元ネタは、アニメにもなった有名ゲームひぐらしのなく頃に」から、北条沙都子
このキャラ、ブロッコリーとカリフラワーの区別がつかない幼女(ぅゎょぅι゛ょっょぃ)なので、沙都子に加え
ブロッコリーとロリータ、ロリコンが混ざっているという割と高度なネタだったりします。

ブロッコリーでいいのがなかったためブッコロリー→仏狐狼離→狼離板、狼離棍とつながっていくのは
なかなかいい思いつきでした。
しかし、投稿当時は1レスもコメントなくすぐにログ行き。
嫌な…事件だったね。



さてさて、気づいている方もいるでしょうが、今週で民明書房マシマシ期間を終了して、本来のボルダリングメインのブログに戻ります。
(公式ジャンルも登山・トレッキングに戻る。しかし、ボルダリングはやはり登山でもトレッキングでもない気が…
かといってジムボルダリングはアウトドアスポーツじゃないし、その他スポーツというほどでもないので、微妙なのです)

現在、民明書房ネタは29件目、うち増量中に公開したのは過去作品が10件、新規が10件
2月から約3か月間増量キャンペーンしてましたが、まぁ3か月で20件もよく公開したもんです。

今後は、ボルダリングメインで不定期更新(週1程度)になりますが、仮面ライダージオウの民明書房は続けますし
更新ネタが作れない場合は民明書房の過去作品のストックが公開される(実はまだある)ので、まだまだ民明書房ネタもやってきます。
まだまだよろしくお願いします。

民明書房ネタ面白いなぁと思ったらコメント書いたり紹介してくれると嬉しいですウインクウインクウインク