『挺守駆阿仁丸(でいすくあにまる) 』

古代日本は室町時代、まだ闇が深く妖怪の類が巷を徘徊していた頃。 
時の陰陽師、安倍晴明が式神として鬼を扱っていたことは有名であるが 、いつでも呼び出せる
連絡役の小鬼たちを
円盤状の木札に封じ、多数連れていたことは意外と知られていない。 
鬼(王仁)のしもべ(つまり小鬼=阿仁)であり、「身を挺して我を守り疾く駆け参ずるもの」であるこの小鬼たちは 
「挺守駆阿仁丸(でいすくあにまる)」と呼ばれ、偵察や連絡を中心に活躍したことがわかっている。
なお、あの役の小角(えんのおづぬ)も前鬼・後鬼という名の阿仁丸を使用していた記録があり、また一説には
桃太郎(鬼の子)のお供も三体の阿仁丸だったとされている。 

現代、仮面ライダー響鬼という和風な雰囲気の特撮番組の中で、ディスクアニマルと呼ばれる円盤型から
動物に変形する式神のようなものたちがいるが、これは挺守駆阿仁丸が由来であるというのは賢明な読者の知るところである。 
しかし、別のアニメ番組でのモンスターをボールにつめて戦わせる話と、この阿仁丸に関係があるかどうかはよくわかっていない。 

民明書房刊『隠(おに)~知られざる鬼と文化の接点~』より




※過去、某スレに投下したネタの転載です。
※転載にあたり、改行やわかりづらい文章等を少し修正しました。










過去作品掘り出し8作目です。
元ネタは仮面ライダー響鬼のディスクアニマルから。
桐矢京介、轟鬼さん仮面ライダージオウ登場記念!
桃太郎にお供として従う、アカネタカ、ルリオオカミ、リョクオオザル…意外と絵になるかも。

ディスク状で、動物状に変形することができるというサポートモンスター自体が当時画期的でしたが
さらに録音録画機能付き、変身音叉音角で再生ができるというのが地味にすごかったです。

響鬼は実は最初だけしか追っかけられておらず、プリケツ斬鬼さんとか装甲響鬼とかあきら一瞬変身はわかるのですが、
降板事件とか桐矢の悪評とか知らないんですよね…
(基本的に、ちゃんと追っかけてるのはジオウくらいなもので、それ以外の仮面ライダーは「だいたいわかった」程度での理解)
ということで、れいにー的響鬼と言えば「森で魔化魍にベルトのアレ貼り付けてドンドコやってる」程度の認識です。
ヒビキさんは好きですけどね!細川さんサプライズでチラ出演しないかなぁ…

旅行なので今回のジオウは見れてませんが、きっと素晴らしい出来になっていることを信じて!