『米舞麗闘(べいぶれいとう)』

古代中国は春秋戦国時代、宝という国に米 轟馬(べい・ごうま)という剛の者がいた
彼は「三、二、一、轟襲(ごうしゅう)」と掛け声をかけて襲いかかり、敵の周りを回転しながら切りつけ、あっと言う間に鎧兜をバラバラに破壊してしまう
「破襲刀(ばしゅうとう。「ばすと」と読む説も)」という技を駆使し、宝国軍を何度も勝利に導いたとされる。
その闘い方はあまりに鮮やかであったことから、宝国の人々は米を「米舞麗闘(べいぶれいとう、米は舞うように華麗に闘うの意味)」と呼び、讃えたという。
なお宝国はその後宝富国と名前を変え、秦の始皇帝による中国統一がなされるまで戦国の一雄として栄えたという記録が残っている。

現代日本において、タカラトミー社(旧タカラ社)から販売されている「ベイブレードバースト」という独楽のおもちゃが子供たちの間で大人気となっているが、
独楽同士がぶつかり合って相手をバラバラにした方が勝ち(これを「バーストフィニッシュ」という)という遊び方や商品名から察するに、上記の故事が由来となっている事は明らかであろう。
なおベイブレードの原形となった「ベーゴマ」も大正〜昭和期に子供たちの間で大流行した玩具だが、
これと米 轟馬に関係があるかどうかは十分にわかっておらず、今後の更なる研究が期待されるところである。


民明書房刊『デュアル!神!超Z覚醒!ベイブレードの歴史と最新レイヤー』より










みんな大好きベイブレード。
やはり男の子は特にあの喧嘩ゴマでの勝ち負けに血が騒ぐのか、うちの子もハマっています。
種類も豊富で、覚えきれないほど。組み合わせは無限大!
なかなか強い組み合わせもあり、休みの日は子どもと一緒になって一喜一憂していますニヤリ

※バーストフィニッシュ以外にも、スピンフィニッシュ、オーバーフィニッシュがありますが、くどくなるので削りました;