今仕事が繁忙期で企業に勤めるたくさんの人々に会っている

そこで今年ならではだなあと気づいたこと

それは「考えている人」と「考えていない人」の差が

激しくなっていること

 

現実の世界情勢は大変厳しく

何か新しい手だてを考えないと

企業も国も生き残っていけないわけだけど

「これを何とか実行するためにはあれを分析してあれを用意して…」と考えて実際にやってみて

そこで新たに立ちはだかる難関にまた対応しようと

うんうん考えて動く人と、

「状況に合わせて適宜対策を講じることが必要」と口で言いながら

状況がどのようなものかわかっていない人

分かろうとする気のない人

そもそも状況はどうやって知るのかも知らず

当然「対策」なんて思いつかず

誰かが考えて行動してくれることをを待ち

それに同調して自分もやった気になる人

批判してやった気になる人に分かれている

 

つまり一般的な方法論(正論)を口にしてそれで済ます人と

具体的なものに落とし込む人の差

もともとこのタイプの格差はあったけど

ここまで顕著ではなかったような気がする

やっぱりコロナやネット情報の氾濫などにより

自分に都合の良い情報だけを受け取り

わかりにくいことは存在しないと見なすことができ

全てをコロナや社会、誰かのせいにしたり

画面上で受信発信するだけで

それなりのことを成し遂げたような気持になれるようになったこと

そしてそういう人同士で共感しあえること

これによって以前であれば

自分のスタンスに多少不安や問題意識を抱いていた層も

自分に疑いを持つことがなくなり成長の機会を失う

 

一方で現実問題やリアルな人間関係に優先順位を置いて

コロナにより難易度の上がったハードルを

なんとか乗り越えようとしてきた人は苦労が多いし

ますます考えないといけないことが増えて

その分成長はしていく

 

それなりに大人で賢げな顔をしているのに

空虚なことを言って満足している人が並んでいると

この会社、この国はおわりじゃないかと思う