昨日再び川崎太師に参詣しました。

 

結論を先に書くと、この日、赤札授与はまさかの3回。6時、11時、16時の護摩祈祷後。前日土曜日は5回授与されたとのこと。昨日は護摩を焚く人が多かった模様。それで、赤札授与の回数が減らされたようです。毎日何度授与されるか分からないというのは、この辺の事情によるのですね。前回GWに参詣した時は13時の回に赤札を頂きました。

 

ヒントは「六曜」。ご祈祷を受ける日取りを考えて、それを避ければ空いているのでは。

 

ところで、法被を着たおっさんたちの登場が、赤札授与に向けて本堂に案内されるサインなのですが、昨日は14時過ぎに法被が3~4人出てきて、「よっしゃー、14時半の回に赤札授与だ!」と思ったら、しばらくして「誤報か」とつぶやいて戻って行きました。ガッカリ。ほんとにガッカリ。(ガードマンは四六時中その辺に居るので、赤札授与のタイミングとは関係ありません)

 

結局16時の回まで待たされましたが、マーキー右列に並んでいたのでラッキーでした。(マーキーでは、右⇒中⇒左の順に並びます)つまり、護摩祈祷前に本堂に真っ先に案内され、畳の上に座って、坊主と一緒に、合掌して、お大師さまのご宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を唱えます。「なーむーだーいーしーへんじょーこんごー」みたいな感じで、繰り返し唱えます。


マーキーに並んでも後ろの方(左列)だと本堂の中に入れず、本堂前で、護摩祈祷終わり頃から先に入っている人がお参りを済ませるのを、待つことになるので、今一つです。(祈祷料を払って護摩祈祷を受ける人が少なければ、中に入れるかも知れません) なので、マーキーの右列、真ん中列に並べそうな時は、すぐに並ぶとよいです。マーキーに入れず離れたところに並ばされる場合?ひたすら待って、赤札をもらうだけ?時間がもったいないですね。ファストパスを買って時間を選んで護摩祈祷を受ければ、赤札も頂けるのではないかと思いますが、申込時に確認した頂くとよいと思います。

 

さて、本堂では、「なーむー…」を唱える前に、和尚からいろいろなお話を聞きます。昨日は「御本尊弘法大師降誕奉祝会(ごほんぞんこうぼうだいしごうたんほうしゅくえ)」が無事執り行われたことが報告されました。真言宗の宗祖、弘法太師空海のお誕生日は6月15日、中興の祖、興教大師覚鑁(こうぎょうたいしかくばん)のお誕生日は6月17日なので、智山派総本山智積院では、お二人のご誕生を祝う「青葉まつり」が毎年6月15日に開催されること、川崎大師では梅雨を避けて1ヶ月前に、お祝いの行事である「御本尊弘法大師降誕奉祝会」が開催されることのことでした。どこかに書かれてるんでしょうけど、たいていは読まないから、こういう機会にお話を聞くと勉強になります。

 

護摩祈祷の終わりごろから、案内に従って順次席を立ち、御本尊にお参りして、赤札を頂きます。他に、稚児大使尊像の前でも、我が子の「学業成就」をお祈りしました。

 

11時の回は、11時半を過ぎて「今回はパスか」と思った頃に「間もなく移動しまーす」と声が掛かり、マーキー下に並んだ人も全員、護摩祈祷が終わった後に本堂に招き入れられ、坊主が全員が引き上げた後、殺風景な本堂の中をそそくさと歩き、通常は右に曲がって信徒会館に向かうところを、真っすぐ本堂の左側に出されました。その後本堂の裏手?で赤札を頂きました。祈祷料を払ってご祈祷を受ける人が多かったと思われますが、赤札の行列もすごい人で、このタイミングで赤札を授与しないと、並ぶ場所がなくなるという状況だったと推察されます。

 

ところで、16時の回に向けて(もちろん皆13時の回に頂くつもりで並んでましたが)、マーキー下では、一緒に並んだ「鈴木のばあさん」とおしゃべりしながら、待ちました。折り畳みの椅子を持参している人が多いのだけど、ばあさんも私も立ちっぱなしで、本堂に招き入れられるまで3時間半待ちました。

 

京急「川崎大師」駅の一つ手前の駅は「鈴木町」。駅の目の前に「味の素」があります。開業時(1929年)は「味の素前」という駅名でした。その後、1937年に、川崎市は、味の素の創業者、鈴木三郎助にちなみに、味の素の敷地全体を指して「鈴木町」を新設。戦時中の1944年、駅名も「鈴木町」に変更されました。鈴木町には味の素しかなく、住民登録している住民はいないようですが、そうは言っても、周辺には今でも「鈴木さん」が住んでいるようです。私がおしゃべりしたばあさんもその一人。

 

さて、その鈴木のばあさんから聞いた話。赤札は米粉で出来ています。体調の悪い時にこれを千切って飲むと回復するそうです。ハサミで切ってはダメ。必ず手で千切ること。頭が痛い時は赤札の上を、足が痛い時は下を、お腹が痛い時は赤札の真ん中を千切って飲むと、たちどころに治ります。十年に一度だからといって、赤札を大事に取っておくのは誤りだそうです。仲見世通りで赤札入れを買った際、店主にその話をしたら、(千切る箇所については)「知りませんでした」と言ってました。でも、赤札を飲んで長生きしてる地元のおばあさんが言うのだから、間違いないでしょう。

 

今回は大開帳記念の見開き?の御朱印を買いました。これ、半分に折って御朱印帳に貼れ、ということかな。日付の部分が折り目に重なりそうだけど…。書置き?なら、御朱印帳持参し忘れた前回買ってもよかったのですが…。