皆様、
おはようございます☀
宇高です。


文化高知に執筆させて頂きました。

こちらです♪
是非、「文化高知」を手に取ってもらえたら嬉しいです♪



クラシックギターコンサート。

 「うわ、いっぱいやん、、、、、、、」
知ってはいたのにあらためて美術館ホールの客席を見て驚いて漏れ出た言葉である。
今は山下俊輔×宇高靖人ジョイントコンサートの開場時間で、客席のみが明るく照らされているので、暗いステージ脇からこっそり覗き見た僕は、高まる心臓の音にも気が付かないほど動転していた。
やることは全てやってきたと念じ、うまくいくと自己暗示をかけ、用意してきた台詞をぶつぶつと念じるが一向に手の震えは止まらないのであった。
「ビーーーー」と開演のブザーがなり、堂々とした気持ちを奮い起こし舞台へと向かう。

 この頃のクラシックギターのコンサートと言えば、演奏者はほとんど喋らない。お辞儀と演奏で始め、プログラム最後に初めて挨拶をして終えるというものが多かったが、僕らは山下の意見で新しいコンサートスタイルとして「喋ること」を盛り込んだコンサートを行おうと意気込んでいたのである。
 「次の曲は僕のギターソロ演奏で、ゴヤの美女を演奏します。この曲は〜〜〜〜。」
暗記したつもりの台詞を喋り、途中で何度も言っている内容がチグハグとなりつつも、なんとかごり押しという表現がぴったりなほどの言葉でまとめ、これで説明できたと勝手に納得して演奏を始めたのである。
 演奏中に余裕はもちろんないが、気まずい空気というのは、客席と距離があっても分かるもので、冷や汗を大量に流した演奏となったのであった。

 この冷や汗を温かいものに変えるには、どうしたら良いのかトーク中必死で考え、はと気がついた。

続きは、「文化高知」2020年5月 no.215 を是非ご覧下さい♪

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