【ネクロダークネ】は、一番強いパーツを持ってきたのだ。
 その事からも追っ手の方は本気。
 何が何でも、【エルセレナ】を奪い直し、【マイクロッド】と【シュウト】を殺害しようと思っている様だ。
 更に通信で、別行動をしている【トラプ】の部隊にも応援要請をしている。
 長引けば、【トラプ】の部隊も来るだろう。
 なので、ここは短期決戦が求められた。
 圧倒的不利な状況。
 そう言えた。
 だが、【マイクロッド】は一計を案じていた。
 ただ、逃げ回っていただけではないのだ。
 逃走しながら、密かに連絡を取り合い、彼の仲間を呼び寄せていた。
 呼んだのは【隠れ里】の【忍び仲間】10数名と、【マイクロッド】のかつての仲間8名だ。
 事情を話し、追っ手に追いつかれた時、助けて貰える様に頼んでいたのだ。
 【ファイヤーバードのシュウト】は、
「く、来るなぁ……
 来るな、
 来るな、
 来るなぁ……
 【ファイヤーブレス】、
 【ファイヤーブレス】、
 【ファイヤーブレス】、
 【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】、【ファイヤーブレス】……
 【ファイヤーブレス】」
 と【ファイヤーブレス】を連続で唱えた。
 【炎の息】――【ファイヤーブレス】の連射。
 だが、攻撃的と言うよりは怯えて、けん制する意味での【攻撃】だった。
 そう言う意味では消極的な攻撃なのだが、上手く、【アンデッド軍団】を焼き払っていた。
 すると、【炎属性】のエネルギーが切れて、【赤色】の【ファニー・ムーン】は消えてしまった。
 と同時に【ファイヤーバードのシュウト】は、人間形態に戻る。

続きます。