【シュウト】は、
「そんな事言われても……」
 と言ったが、【エルセレナ】は、
「もちろん、私達の方から話します。
 だから、あなたの事も教えてください」
 と言って、自分たちの事を話し始めた。
 どの様な生活をしてきたか。
 どの様な経緯で、敵に捕まり逃げてきたか。
 どの様な経緯で、【俺】の【シュウト】と知り合ったか。
 ――を出来るだけ丁寧に話した。
 続けて、【マイクロッド】だ。
 彼も自分達の事を話始めた。
 どの様な生活をしてきたか。
 どの様な経緯で、【俺】の【シュウト】と知り合ったか。
 【エルセレナ】とは叔父と姪の関係で、どのような家族だったか。
 ――を出来るだけ丁寧に話した。
 そして次は、【シュウト】の番だ。
 【シュウト】は、
「ぼ、【僕】は……
 元々、普通の人間でした……」
 と話し始めた。
 彼の話では、
 【俺】、
 【僕】、
 【私】、
 【儂(わし)】、
 は元々別々の人間だったとの事だった。
 だが、ある教団の手によって、4名の身体の内、3名の身体は死滅し、残った1つの身体に4つの魂が入ったとの事だった。
 【我】、【朕(ちん)】、【余(よ)】と言う第五から第七の人格を呼び出すための儀式だったらしいが、それは失敗し、その3つの魂は定着しなかったと言う。
 7つの魂は7つの属性に対応していて、
 【俺】は【火属性】、
 【僕】は【水属性】、
 【私】は【風属性】、
 【儂(わし)】は【土属性】、
 に対応しており、
 【我】は【闇属性】、
 【朕(ちん)】は【光属性】、
 【余(よ)】は【?属性】、
 ――に対応させるはずだったと教団の人間に言われたと言う。

続きます。