それが済んでから、【エルセレナ】は外で待っている、【シュウト】に、
「【シュウト】さん。
 入っていただけますか?
 これからの事を相談したいので」
 と言って招き入れた。
 【マイクロッド】は、
「それで、君はどうするんだ?
 【シュウト】君。
 姪のために君を巻き込んでしまったのは申し訳ないと思っている。
 だが、関わってしまったのはどうしようもない。
 それに、君の力は見せてもらった。
 私達と一緒にしばらく行動しれくれるとありがたい」
 と言った。
「それなんすけど、さっきも言った様に、変身してしまったので、後、【俺】で居られるのは長くても3日しかない。
 そこで、その後の――
 【僕】、
 【私】、
 【儂(わし)】とも交渉して、欲しい。
 【俺】はあんた達に協力したいと思ってるが、他の3つの【俺】は別だ。
 あんた達から状況を説明して欲しい」
「そうだな。
 性格が違う君が3名居るという事なんだな?
 それはわかった。
 100回ずつ、変身するか、【ファニー・ムーン】と言う特殊な【月】を見たら、別の自分になると言うんだな?」
「あぁ。
 そうだ」
「私達は私の修行した【隠れ里】に身を寄せようと思っている。
 君にも着いて来てもらいたいと思っているが……
 そこは大きく迂回して行くことなるから、途中で、君は代わってしまう。
 そこが問題だな」
「そうなんだ。
 【俺】の意思だけではどうしようもない。
 あんた達にそこは頼るしかない」
「なるほど……」
「追っ手の事も気になります。
 まだ、来る恐れもあります」
「そうだな。
 それも問題だと思ってる。
 【ダークネ】や【ブラックロ】みたいな奴が現れたら、その場で変身して戦うしかない。
 そうなると、変身が解けた時点で【俺】は【俺】でなくなっちまう」

続きます。