【マイクロッド】は、
「わかった。
 こんな事があったんだ。
 少しでも早く、姪の安否を確認したいな」
 と言うと、【シュウト】は、
「それは俺も同じっす。
 だけど、彼女が今、何処に隠れているかわからない。
 彼女は住み慣れたこの町を避けて、隠れているはず。
 だから、夜になるまでわからない」
 と答えた。
 【マイクロッド】は、
「そうだな。
 今は姪の安全を信じよう」
 と言ったのだった。


第六章 後がない


 その夜、落ち合う約束をしていた【寄り合い所】で、無事、【マイクロッド】と【エルセレナ】は再会した。
 【エルセレナ】は、【マイクロッド】の胸に飛びつき、
「叔父さん……
 心配かけてごめんなさい。
 ごめんなさい……
 ごめんなさい……」
 と言って涙した。
 【マイクロッド】は、
「あぁ。
 【エルセレナ】。
 無事で良かった。
 すまない。
 私が、余計な事をしていたばかりに、お前を攫われてしまった。
 本当にすまない。
 すまない……
 すまない」
 と言って涙した。
 叔父と姪の感動の再会だ。
 【シュウト】は気を遣って席を外している。
 【エルセレナ】と【マイクロッド】はお互い、居なかった時の事を話し合った。
 【エルセレナ】が受けた手術によって持ってしまった【力】の事を、
 【マイクロッド】は【エルセレナ】が居なくなってから探し回った事を、
 それぞれ話したのだった。

続きます。