「そうだな。
 確かに大事だ。
 会って安心させてあげると良い。
 それで、落ち合う場所だけど、この町は危険だ。
 追っ手が探している可能性が高い。
 だから、何かこう、少し離れた場所で、安全に会えそうな場所って無いかな?」
「……そうですね。
 北西方向に町から5キロほど離れた場所に、町の人しか知らない【寄り合い所】があります。
 そこなら、叔父も知っているかと思います」
「北西方向5キロの地点の【寄り合い所】だな。
 じゃあ、そこで落ち合おう。
 君は夜になるのを待ってそこへ向かってくれ。
 くれぐれも気をつけて。
 一人にしてしまうのは心苦しいけど、その方が安全だ。
 君はここを迂回して、回り道をしてそこに向かってくれ」
「わかりました。
 【シュウト】さんも気をつけて」
「あぁ。
 お互いにな。
 また、会おう」
 と言って、別行動を取ることにしたのだった。
 【エルセレナ】は町をすぐに出て、しばらく身を潜めていた。
 【シュウト】は、目立たないかっこうをして町に入り、【マイクロッド】を探す事にした。
 【シュウト】は、町の人に、
「済みません。
 この人を探しているんですけど、何処にいらっしゃるか知りませんか?
 知り合いに頼まれてどうしても会いたいんです」
 と尋ねた。

続きます。