【メイ】は、
『きゅいいい……』
 と再び鳴き、身体がボゥッと鈍く光った。
 光るのは目立つとして、【シュウト】は【メイ】の小さな身体を自身の身体で覆った。
 十分ほどして、【メイ】は、
『きゅいいい……』
 と三度鳴き、口から【写真】を出した。
 【写真】は黒くなっている。
 だが、次第に映像が見えてくる。
 ポラロイドカメラの様に自動的に現像出来る様になっているのだ。
 その写真には、一人の男性が写っていた。
 見た目は30代前半と言ったところだろう。
 血のつながりがあるためか、何となく【エルセレナ】に少し似ている感じがする二枚目だ。
 【シュウト】は、
「この人か。
 この人が【マイクロッド】さんだな?」
 と聞いた。
 【エルセレナ】は、
「はい。
 ちょっと変わり者で通っていますけど、私をずっと育ててくれた大切な家族です。
 叔父は母の弟です」
 と言った。
 【シュウト】は、
「そう……。
 お母さんの……」
 と言った。
 【エルセレナ】は、
「母が亡くなった時、既に父も亡くなっていて、それで、叔父さんが私を引き取って育ててくれたんです。
 叔父が居なかったら、今の私はありません。
 感謝しても感謝しきれない。
 今回の事で叔父を巻き込んでしまうかも知れない。
 だけど、叔父は私が居なくなってきっと探しているはず。
 だから、会って安心させてあげたいんです」
 と言った。

続きます。