【エルセレナ】は、
「はい。
 闘いは嫌いです。
 出来れば闘いたくありません。
 ――でも、そうも言って居られないです。
 私も闘わなければ。
 そうしなければ行けないと思っています。
 だから、大丈夫――です。
 闘います」
 と言った。
 【シュウト】は、
「……そうか。
 わかった。
 戦力として考えよう」
 と答えた。
 全くの役立たず。
 足手まといでは無い。
 それがわかっただけでも良しとする事にした。
 最悪、自分の身を何とか守れるだけの力は持っていると判断したのだった。


第五章 【ブラックロ】襲撃


 【シュウト】と【エルセレナ】は、【エルセレナ】の叔父が居る町、【フォーヘッドシティー】に着いた。
 【エルセレナ】も攫われる前に住んでいた町だ。
 叔父とはここで生き別れになってしまっていた。
 叔父は護身術を身につけているので、彼女はある程度頼りにしていた。
 その叔父と何とか会って、これからの事を決めようと思っていた。
 だが、【エルセレナ】の叔父の事は調べられていた。
 【ブラックロ】は真っ先に、この【フォーヘッドシティー】を捜索していたのだった。

続きます。