また、同じ色でも【ファニー・ムーン】の形状で、変身の形態が変わると言う。
 【教団】は、力を使って壊滅させたが、【教団】が抱えていた秘密はわからず仕舞いとなってしまい、【シュウト】は【ファニー・ムーン】の秘密を追って、旅を続けているらしい。
 その旅の途中で、【エルセレナ】が襲われている所を発見し、つい助けてしまったと言う事だった。
 続いて、【エルセレナ】だ。
 彼女の年は19歳。
 【シュウト】よりも一つ年上だ。
 彼女の家族は、居ない。
 叔父に育ててもらったと言う。
 【エルセレナ】は、【歌】を歌って生計を為していた。
 そんなある時、叔父の留守中に【デーズユニオン】に捕まって、特別な手術を受けた。
 その手術は成功率が極めて低く、色んな国の女性が攫われて手術を受けていた。
 多くの女性は【なれの果て】と呼ばれる意思を持たない【怪物】になってしまった。
 捕まっていた【エルセレナ】はいつ、自分がそうなってしまうのかも知れないと思って恐怖していた。
 とうとう、自分の番が来て、死ぬんだと思ったが、手術は成功した。
 そして、【デーズユニオン】の幹部達が集まる集会に連れて行かれ、世界征服を目論む【デーズユニオン】の野望を告げられた。
 幹部として、迎え入れられる事になったのだ。
 だが、そんな事には協力出来ないとして、隙を見て、【エルセレナ】は逃げ出した。
 比較的、警備の緩かった【フライデーズ】の砦を通って脱出したのだ。
 元々、叔父の元に逃げ帰るつもりだったのだが、それを知った【フライデーズ】の幹部、【ダークネ】が追ってきたのだ。
 捕まってしまいそうなくらい追い詰められた時、【シュウト】が現れ、彼女は救われたのだった。
 これが彼女の簡単なプロフィールだ。
 その事を情報交換したのだった。
 しばらく歩くと、
「待ってたわよ……
 あ・な・た・達」
 と言う声が。
 【ダークネ】だった。
 新たなボディーを得て、部下を引き連れ戻ってきたのだった。
 【シュウト】は、
「なんだ……
 あんたか。
 また、来たの?」
 と言った。

続きます。