【シュウト】は、
「あぁ、嫌だ。
 負け惜しみかい?
 みっともないぜ」
 とつぶやいた。


第一章 【俺】、【僕】、【私】、【儂(わし)】


 【ダークネ】の逃走を確認した【シュウト】。
 そして――
「……それで、君、
 一体何したの?
 アンドロイドに襲われるなんて普通じゃないぜ?」
 と聞いた。
 少女は、
「……助けてくださりありがとうございます。
 ですが、私と関わらないでください。
 ご迷惑になります」
 と言った。
 【シュウト】は、
「……って言うか、もう、あのアンドロイドに顔を覚えられちゃったからもう、関わっちゃってるんだけどね。
 って事だからさ。
 理由もわからず、襲われるのも困るんで、知ってる事話してくれないかな?
 それと、君、【ファニー・ムーン】に反応したよね?
 知ってるのかな?」
 と言った。
 少女は、
「すみません。
 すみません。
 すみません……」
 としきりに謝った。
 【シュウト】は、
「君を責めている訳じゃないんだよ。
 君が好みだってのは本当の事だし、君の力になりたいとも思ってる。
 だから、事情を話してくれないかな?
 まずは、君の名前だな。
 俺は君をなんて呼べば良い?」
 と言った。

続きます。