【シュウト】は、
「別に……
 どうって事ない理由さ。
 それより、【ダークネ】さんだっけか?
 あんた、どう見ても悪人って面構えなんだけど、何してんの?」
 と聞いた。
 【ダークネ】は、
「あなたには関係ない事よ。
 死にたくないでしょ?
 見なかった事にして忘れなさい。
 それが利口だわ」
 と言った。
「困ったな……」
「困る事無いでしょ?
 ただ、関わらない。
 それを選択するだけ。
 何もしないこと。
 それが一番よ」
「だから困ったんだよな。
 その女の子、俺の好みなんだよ。
 俺としては、その子を助けて、お礼とか言われたい訳。
 どう見てもあんたの事嫌がっている様な感じだからさ」
「あら、そう……
 死にたいの?
 せっかく好みだから、見逃してあげようって思っているのに」
「ごめんねぇ。
 男に興味はねぇんだわ。
 やっぱり、付き合うとしたら、そっちの女の子みたいに可愛くないとな」
「……そう。
 じゃあ、死になさい」
 と言って、【ダークネ】は、【シュウト】に襲いかかって来た。
 ドシュウ……
 機械音を響かせる。
 【ダークネ】の正体は、戦闘用アンドロイドだった。
 【ダークネ】の一撃は、【シュウト】の身体を貫通――しなかった。
 【シュウト】は着ていた服を利用して、上手く避けていた。
 【シュウト】は、
「あぁ……
 この服、気に入ってたんだけどなぁ……
 もう、駄目だなこりゃ。
 ボロボロになっちまった……」
 と言った。

続きます。