少女は、
「だ、……だれか……」
 【助けて】と祈る様につぶやいた。
 その時、
「ふわぁ~……
 誰だよ。
 こんな夜更けによぉ。
 無粋な奴だな……
 せっかく良い気持ちで寝てたのに台無しだろうがよ」
 と言う声が。
 男の声だ。
 オネェ系の男は、
「誰?
 何者?」
 と言った。
 男は、
「尋ねる時は自分から名乗れよ。
 それが礼儀ってもんだろうがよ」
 と言った。
 オネェ系の男は、
「――そうね。
 名乗った方が良さそうね。
 私の名前は、【ダークネ】。
 とある組織の幹部ってところかしら?
 あんたは?」
 と言った。
 男は、
「あぁ?
 俺か?
 俺の【今の】名前は、【シュウト】だ。
 風来坊の【シュウト】ってとこだな」
 と言った。
 【ダークネ】は、
「【今の】?
 奇妙な言い方ね?
 どういう事かしら?」
 と言った。

続きます。