【美杏】は、
「もう一度聞くよ。
 【凌斗】君は何のために戦うの?」
 と聞いた。
 【凌斗】は、
「……前は答えられなかったけどよ……
 ……お前のためだ。
 ……お前達と共にありたいと思ったから戦っている。
 大人の屁理屈なんざ知ったこっちゃねぇ。
 俺はお前達と明日も会いたいから、戦っている。
 それが理由じゃ駄目か?」
 と答えた。
 【美杏】は、
「ふふっ……
 言ったね。
 言ってくれた。
 ……何となく思ってたんだけど、君、私の事、好きでしょ?」
 と言った。
 【凌斗】は、
「なっ……
 何を……」
 と言って顔が真っ赤になった。
 【美杏】は、
「やっと素直になってくれたね。
 じゃあ、私も。
 私もね。
 君と明日も会いたいから、戦っているの。
 戦って勝てば明日も君と会えるからね。
 最初から運命感じてたんだぞ、私は。
 【武蔵国】でたった二人、選ばれたんだから。
 【運命の赤い糸】を感じたんだから。
 なのに君ったら、ぶっきらぼうに、いっつもムスっとしているし、怒っているし、ちっとも恋愛モードにならないんだから……
 私はこうみえて、身持ちが堅いの。
 好きでもない男子の前で裸になんてならないんだから。
 君には責任を取ってもらいたいわね。
 純情な乙女のハートを射止めたって言う責任をね」
 と言った。

続きます。