「ん~なのどっちでも良いよ」
「そうだ。
どっちでも良い。
つまり、選んだ選択肢によって、どちらの【未来】もあり得ると言う事だ。
これは単純な事で説明したが、人間の人生とは、こういった選択肢を選択していって、今の自分があるのだ。
と、同時に、もしも選択していたら?と言うあり得たかも知れない今と言うのも存在する。
それが、【平行世界】、パラレル・ワールドだ」
「……な、なるほど……
何となくだが、少しわかった様な気が……」
「はっきりと理解しなくても良い。
次に、我々【テンス・アース】の防衛システムの脆弱さについてだ。
確かにお前達の指摘通り、まるで子供の遊戯の様な脆弱なシステムだ。
今まであった強固な防衛システムがまるで活用されていない。
だが、それには理由があるのだ。
やむにやまれぬ理由がな」
「何だよ、それ……?」
「【コア・イーター】――謎の敵とされているが、実はある程度、わかっている。
この【コア・イーター】に対抗するため、我々は脆弱な【防衛システム】に頼らざるを得ないのだ」
「は?
意味わかんねぇよ」
「そうだろうな。
【コア・イーター】の出所はわかっている。
それは、【ファースト・アース】。
つまり、最初の【地球】だ」
「【ファースト・アース】ぅ?」
「【ファースト・アース】の実験の失敗により生み出されたのが、【コア・イーター】なのだ。
【コア・イーター】とは、【平行世界】の【サード・アース】から【テンス・アース】までの8つの【地球】のなれの果ての事だ。
【コア・イーター】は自分の身体を維持するために、【サード・アース】から【テンス・アース】の【コア】を欲している。
だから、【コア・イーター】は【テンス・アース】を含む8つの【地球】を襲ってくるのだ」
「なんだそりゃ?」
「それと我々が科学の力を使って迎撃出来ない理由もそこにある。
我々が科学兵器を使って応戦すると、【コア・イーター】も科学兵器を使う様になる。
そうなった場合、被害は甚大なものになってしまうため、使えんのだ」
「はぁ?
こっちが使わなくても向こうが使ったらどうするんだよ?」
続きます。