この防衛システムはおかしい。
 何か変だ。
 その事が聞きたかった。
 【増村】司令は、
「……何故、知る必要がある?
 知らなくとも良いはずだ」
 と言った。
 【凌斗】は、
「知りたいからだ。
 俺達はどんな世界で生きているか?
 俺達にだって、それを知る権利があるはずだ。
 じゃなきゃ戦えない。
 戦う理由が無い」
 と言った。
 【増村】司令は、
「知ってどうする?
 知ったら何か変わるのか?」
 と聞いた。
「わからねぇ。
 そんなの知らねぇよ。
 だが、戦う理由ってのが必要だと思うんだ。
 このまま、何もわからないまま戦う事に疑問を感じた。
 それだけだ。
 それとも俺達が知ったら都合が悪い事でもあるのか?」
「……悪くはない。
 結局は、お前達が戦う以外に防衛の方法が無いからな」
「じゃあ、かまわねぇだろ?
 教えてくれよ……」
「………」
「だんまりかよ?
 何で隠すんだよ?」

続きます。