【凌斗】は、
「あぁ。
 すまなかった。
 今度はするよ。
 俺は【相澤 凌斗(あいざわ りょうと)】だ。
 改めてよろしく」
 と言って握手を受け入れた。
 これで、【凌斗】と【岬】の間のわだかまりは一応、解決した事になった。
 まだ、少しギクシャクするが、少しずつ、うち解けて行こうと言うことになったのだった。
 こうやって【凌斗】は1人1人に対して誠意を持って謝罪する事になった。
 続いて、【花田 可純(はなだ かすみ)】だ。
 【可純】は、
「何?
 あたしは顔も見たく無いんですけど……」
 と言った。
 【凌斗】は、
「すまねぇ。
 お前にも不快な思いをさせたと思う。
 申し訳無かった。
 全面的に俺が悪い。
 本当に申し訳ない。
 俺にはこうして土下座をして謝る事と殴って済むのなら殴ってもらう事しか出来ねぇ。
 ごめん。
 すまん。
 申し訳ない。
 ごめんなさい。
 俺は不器用だから、とにかく謝る事しか出来ない。
 どうか、機嫌を直して欲しい。
 許せないと言うのもあるかも知れない。
 だが、仕事としてでも良いので、俺を認めて貰えないだろうか?
 俺は謝った経験が無い。
 だから、どうやれば、誠意が伝わるかわからない。
 だから、気に障る様な事があったとしたら、教えて欲しい。
 出来る限り直そうと思う。
 ののしってくれても良い。
 俺は抵抗しない。
 お前の気が済むまで耐えて見せる……だから……」
 と言った。

続きます。