そして、【凌斗】が追い詰められた時、彼は抵抗し、その抵抗によって、先輩の目に【ハサミ】が刺さった。
先輩は、
「ぎゃぁああぁぁぁぁぁっ
イダイ、イダイ、イダイ、イダイ……
イダイィィ……」
と泣き叫んだ。
自業自得だと言ってしまえばそれまでだが、先輩の目に深く【ハサミ】が突き刺さっていた。
施設長が、
「なんだ?
何があった?」
と言って飛び込んで来た。
そして、先輩の状況を確認し、即座に救急車を呼んだ。
【養護施設】は軽くパニック状態になり、落ち着いた頃、状況を知るため、関係者だった【凌斗】達に事情を聞いた。
【凌斗】は先輩に襲われたと説明した。
だが、施設長はそれを信じてくれなかった。
先輩の仲間達が、【凌斗】が【ハサミ】を持ち出して、先輩を襲ったと虚偽の報告をしたのだ。
多数決で、【凌斗】が悪者にされ、施設長は、
「【凌斗】君。
後で話があるから、私の部屋に来なさい」
と言った。
続きます。