【凌斗】は、
「大丈夫だよ。
 心配性だな。
 余裕だよ余裕」
 と楽観視している。
 【凌斗】は【美杏】や【珠紀】とある程度うち解け、感情的に余裕が出来ていた。
 敵ばかりの状況で今までやってきた【凌斗】にとって、話が出来る相手と言うのはくすぐったいが、気持ちの良いものだった。
 【美杏】はその態度が不安だった。
 【エントロピア】を動かすと言うことは万能になったと言うことではない。
 【エントロピア】自体は、【コア・イーター】から作られている。
 つまり、訳のわからないものなのだ。
 科学の常識では計れない何か?
 制御が利かないものなのだ。
 それを操っているんだと言う自覚が【凌斗】は欠落していた。
 このままではいつか手痛いしっぺ返しを喰らってしまう。
 【美杏】はそう考えていた。
 その不安は、【第三脅威】で的中する事になる。
 後に、【残違(ざんい)】と呼ばれるこの【第三脅威】の見た目は【タコ】と【クラゲ】を合わせた様な姿をしていた。

続きます。