「ふぅん。
 そうか……」
「ホントに君は理由は無いの?」
「ねぇよ。
 んなもん……」
「そっか……」
 【凌斗】と【美杏】――
 出撃前の雑談だった。
 そのまま、二人は服を脱ぎ、【球状形態】の【エントロピア】に入って行った。
 二人は、人の姿から、【核】の状態に変化して、それぞれ、【脳】と【心臓】の位置に移動していく。
 今回で3回目。
 いつもの事だ。
 【エントロピア】の中ではその様になっているが、表面では、
 ボコ……
 ボコボコ……
 ボコボコボコ……
 ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ……
 と【球状】から、ボコボコと変化して、進化論にならった様な単純な生命体から複雑な生命体へと形状変化していく。

続きます。