【お美津/千愛姫】は、
「わ~っ」
 と大声で叫んだ。
 途端に町人達が目をぱちくりさせて、
「ど、どうしたんだい、
 突然何?」
「な、なんだい、突然……
 どうかしたのかい?」
 と言って来た。
 【お美津/千愛姫】は、
「私は、町が元気がないと思っています。
 私は決めました。
 町の元気を取り戻すために。
 町の活気を取り戻すために。
 ちょっと行ってくるよ」
 と言った。
 町の人は、
「行くってどこへ?
 引っ越すのかい?」
 と聞いてきたが、【お美津/千愛姫】は、
「ううん。
 騒ぎの元凶をこらしめに行くよ。
 正直、【庄之助】君を置いて行くのはどうかと思ったけど、ここは【庄之助】君が生きる場所とは思えないし、町の人達も何か変だ。
 だから、私が【魔神教】の奴らをぶっ倒してくる」
 と言った。
 町の人は、
「何を言ってるんだい?
 やめなよ。
 殺されちゃうよぉ」
「そうだよ。
 悪いことは言わない。
 やめた方が良いよ」
「君は【魔神教】の恐ろしさを知らないんだ。
 だから、そんな事が言えるんだ。
 やめた方が良い。
 絶対に後悔するから。
 いや、違う。
 後悔する前に死んじゃうよ」
 などと言って、みんな彼女を止めた。

続きます。