「ただでは死なぬ。
 ただでは……
 ただ……」
 等の怒号や悲鳴が入り交じっていた。
 それらの怒号や悲鳴は【フェデリーコ】と【シャンタル】殺されて言った武将達のものだった。
 会話をしながら、武将達を全滅させた2人はじっと辺りを見回す。
 そして、
「終わっちゃったね。
 ここも」
「そうね。
 終わったわね。
 もう、血でべとべとよ。
 シャワーを浴びたいわ」
「一緒にシャワーを浴びようよ。
 洗ってあげるよ」
「嫌よ。
 そう言っておっぱいとか揉むんでしょ?
 私はね、
 普通の男が好きなの。
 あんた見たいな変態好きじゃないのよ。
 あんたみたいな殺人狂はね」
「君だってそれは変わらないと思うけどね。
 良いじゃない。
 似たもの同士って事で。
 きっと僕らの子は僕らに似て……」
「似てもらったら困るのよ。
 私の子は普通に生きて普通に死ぬの。
 それが幸せなの……」
「僕らの子が普通な訳ないじゃないか。
 きっと僕らに似て人殺しが好きな子供になるよ。
 うん。
 きっとそうだ。
 そうに違いないよ」
「私は普通の男と結婚するの。
 そして、子供が出来たら普通の男を殺して子供と2人で過ごすの」
 と言う話をしていた。
 これだけは言える。
 おかしい。
 【フェデリーコ】も【シャンタル】も、人格が壊れている。
 そう言う風に作り替えられたのだ。
 【庄之助】に乗り移った【アルバロ】の様に人の死を何とも思わない【人外】の存在に成り果てていた。
 【フェデリーコ】、
 【シャンタル】、
 【アルバロ】の3人だけじゃない。
 残りのメンバーである、
 【マトヴェイ】、
 【アブラハーム】、
 【ドリカ】、
 ――にも同じ処理がされている。
 脳をいじくられ、【人の感情】が理解出来ない様に作り替えられていたのだ。

続きます。