「どこが違うんだよ?
 同じじゃないか。
 僕も君も、音楽が作れなくなったんだよ。
 孤児やってた時は良かったなぁ。
 何も無かったけど、音楽だけは自由に作れた。
 【壊れたバケツ】、
 【ドラム缶】、
 【瓶】、
 【葉っぱ】、
 【石】、
 【壊れた楽器】、
 【ヤカン】、
 【粗大ゴミ】、
 ゴミに出されたものなら何でも楽器に使えた。
 自由だったなぁ。
 あの頃は……
 戻りたいなぁ……
 出来たらね。
 あの頃の方がひもじい思いはしていたけど、幸せだった。
 こうやって人を殺さなくても良かったんだからね」
「そうね。
 こうやって死体の山を築かなくても、良かった。
 心が壊れる事もなかったね。
 あぁ。
 あの頃に戻りたい。 
 戻りたいなぁ。
 あぁ。
 戻りたい……」
「やっぱ、エッチしようよ。
 僕と君の子供。
 出来たら良いなと思う。
 きっと幸せになれるよ。
 うん。
 きっとそうだ。
 そうだよね?」
「そうかな?
 そうなのかな?
 こんなにたくさん人を殺しても幸せになれるのかな?」
 と言う話をしていた。
 だが、これにはある人間達の言葉を外している。
 2人が話しをしている最中には、
「ぐわぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁ」
「この、悪魔めぇ……」
「死にさらせぇ……
 ぎゃっ……」
「殺さないで。
 殺さないでくださいっ。
 ひぃぃ。
 ひ……」
「た、助け……て」
「ひぎゃぁあぁぁ」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ……
 腕がぁ、
 腕がぁ……」

続きます。