残った【庄之助】の方は、
「ひゃっはぁ~……
 死ねぇぇぇぇぇ~」
 と叫びながら、【イビルアイス】を操作していた。
 対して、【お美津/千愛姫】は、
「貴様が、【庄助】君の中に入っていることは承知している。
 【庄助】君の中から出て行けぇぇぇぇぇ」
 と言って、【怒りの炎の化身】で【庄之助】の身体を包み込んだ。
 浄化の炎だ。
 【純粋】な【庄助】は大丈夫だが、【庄之助】を名乗った邪悪な者は一溜まりもない。
 すると、【庄之助】は、
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
 と悲鳴を上げた。
 すると、口の中から、煙の様なものが、出てきた。
 出てきた煙は、1つにまとまり、人の様な姿になった。
 そして、ちょび髭の男が現れた。
 【お美津/千愛姫】は、
「貴様が本体か?
 そこへなおれ。
 殺してやる。
 八つ裂きにしてやる。
 許さぬ。
 許さぬぞぉぉぉぉぉ」
 と言った。
 ちょび髭の男は、
「ま、待て。
 名乗りくらいあげさせろよ」
 と言ったが、【お美津/千愛姫】は、
「いらぬ。
 貴様の名など聞きとうもないわ。
 地獄に堕ちろ。
 下種(げす)がぁ~」
 と言って、そのまま、ちょび髭の男を焼き捨てた。
 ちょび髭の男は、名乗りを挙げるまでもなく、
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」
 と言う断末魔を残して跡形も無く消えたのだった。
 後に残ったのは【お美津/千愛姫】の見覚えのある10歳くらいの男の子だった。

続きます。